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駒大苫小牧の奇跡(2) [プロ野球ニュース]

今年1番盛り上がったのは、高校野球だった。
小生はプロ野球はあまり見なくなったが、高校野球は見ている。高校野球甲子園大会には、一種独特の盛り上がりがある。

小生は、秋田の出身である。当然、秋田のチームを応援する。秋田のチームが奮闘すると嬉しい。負けると悲しい。こうして、自己のアイデンティティを確認するのだ。自分の出身地を確認し、自分が秋田人だと改めて実感する。そうやって、甲子園を見ている人も多いのではないか。

小生は、高校野球を見る場合、ある願望を持って見るのである。まず、一番最初は、自分の母校が、甲子園大会に出場することをまず願う。大体、その願望は夢と消えるのだが(笑)。
次は、秋田県勢の甲子園の優勝を願う。この野望も、大体甲子園初戦で潰えるのだ(笑)。
その次は、東北勢の甲子園での優勝を願う。
これも潰えた場合、北海道勢でも、優勝してくれと願う。
今回は、第四番目の願いが適った訳で、「無上の喜び」とはいわないまでも、北国人としてのアイデンティティを再確認した大会だった。

今まで、東北・北海道の代表チームは、辛酸をなめてきた。まず、冬季間の練習時間が暖かい地域と全く違うのは大きなハンディだった。ただ、私立の強豪校では、屋内練習場も完備している所が多く、それほどのハンディはなくなった。だが、最大の要因は、練習時間の不足ではないという意見をみた。それは、東北・北海道のチームが甲子園で勝てないのは、「東北人・北海道人の気質は、概しておおらかである」ということに原因があるのではないかと思う意見である。言い換えれば、「何としても勝つ」というような気質が、他の地域の人々に比べて少なく、そういう東北人・北海道人は勝負事には向かないのではないかという意見だ。確かに思い当たる節がある。練習時間の不足と、そういう東北人・北海道人の気質が、今まで甲子園等で勝てない要因ではなかったのか。事実、他地域の強豪校は、対戦相手が、東北・北海道の代表チームだと喜んでいる様が見て取れた。こういう屈辱を味わってきただけに、今回の優勝はひとしおであった。

東北人・北海道人のおおらかな気質は、勝負事には向かないかもしれんが、これからも残して欲しい。たとえ甲子園で勝てなくてもだ。そういう勝負事に向かない地域の集団でも、甲子園で優勝できるということを今回の駒大苫小牧は見せてくれた。そういう代表チームだからこそ、応援し甲斐があるというものだ。駒大苫小牧よ、夢をありがとう。

さて、今年は北海道が優勝した。来年は東北が頑張れ。優勝校が秋田なら、一番いいが贅沢は言わない。とりあえず、東北にも優勝旗を持ってきてくれ。
タグ:高校野球
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