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快挙 [プロ野球ニュース]

先日の山本昌といい、ベテランの快挙に脱帽するしかない。

MLB=49歳左腕モイヤー、最年長勝利記録を80年ぶりに更新
ロイター 4月18日(水)16時5分配信
[デンバー 17日 ロイター]
 米大リーグ(MLB)は17日、各地で試合を行い、ロッキーズの左腕ジェイミー・モイヤー投手がパドレス戦に先発登板し、7回6安打2失点(自責点0)の内容で今季初白星を挙げ、メジャーリーグの最年長勝利記録を49歳150日に更新した。
 MLBの公式サイトによると、これまでの最年長記録は1932年にジャック・クイン投手がマークした49歳70日。
 マリナーズのイチロー外野手は、地元でのインディアンス戦に3番・右翼で先発出場し、5打数1安打、2打点だった。川崎宗則内野手は代走で出場した。マリナーズは8-9で敗戦した。
 ブルワーズの青木宣親外野手は、地元でのドジャース戦に7回1死一、三塁から代打で出場し、スクイズを決めてメジャー初打点を挙げた。ブルワーズは5-4で勝利した。
レンジャーズの上原浩治投手は、敵地でのレッドソックス戦に2番手として登板し、1回を投げ、本塁打による1失点だった。レンジャーズは18-3で大勝した。
 ホワイトソックスの福留孝介外野手は、地元でのオリオールズ戦に代打で出場し、1打数ノーヒットだった。ホワイトソックスは2-3で敗戦した。
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プロ野球、開幕 [プロ野球ニュース]

あわやノーヒット・ノーランかと思ったね。
でも、東京ヤクルトは良いスタートを切ったね。

ヤクルト・石川、ノーヒッター逃すも4年ぶり開幕勝利
サンケイスポーツ 3月30日(金)21時12分配信
 (セ・リーグ、巨人0-4ヤクルト、1回戦、ヤクルト1勝、30日、東京ドーム)5年連続開幕投手のヤクルト・石川が、九回一死まで無安打の好投で、4年ぶりの開幕戦勝利を飾った。
 初回先頭打者の坂本に、みずからの悪送球で出塁を許したが、落ち着いた投球で切り抜けた。それ以降出した走者は、2回、四球の小笠原だけ。八回まで三振は3回のボウカー、三振は8回の高橋由、寺内と3つで、持ち味を生かした低めへ丁寧に集める投球で凡打の山を築いた。
 打線は三回に上田の中前適時打、宮本の右前適時打で3点を先制。バレンティン三ゴロの間に1点を追加し、石川を援護した。
 しかし九回一死から坂本に三塁強襲する安打を浴び、大記録はならず。ボウカーに二塁強襲する安打を許したところで降板。一、三塁のピンチでマウンドに上がったバーネットが、長野を三振、阿部を遊ゴロに抑えた。
 石川は昨年、一昨年と開幕戦で巨人に敗れ必勝を期して上がったマウンド。ヤクルトの球団新記録となる開幕戦4勝目を挙げた。
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安打製造機、逝く [プロ野球ニュース]

現役時代、野村克也氏が「王さんと並んで『ささやき戦術』が通用しない相手。最も討ち取りにくいバッター」と言っていたらしい。

榎本喜八さん死去、75歳=元毎日の強打者、「安打製造機」―プロ野球
時事通信 3月29日(木)20時15分配信
 プロ野球の毎日(現ロッテ)で中心打者として活躍し、「安打製造機」と呼ばれた榎本喜八さんが14日午前2時4分、大腸がんのため東京都内の病院で死去した。75歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。
 東京・早稲田実高で1954年の甲子園大会に春夏連続出場。翌55年にテストを受けて毎日入りし、高卒新人で開幕戦に5番で出場、この年打率2割9分8厘、16本塁打で新人王に輝いた。
 その後、「安打製造機」と称された高い打撃技術を持つ一塁手として、「ミサイル打線」の異名を取ったオリオンズの中心打者として活躍。60年に3割4分4厘、66年に3割5分1厘で首位打者。68年には川上哲治、山内一弘に続いて3人目(当時)の通算2000安打を達成した。72年に西鉄へ移籍し、同年限りで引退。通算2222試合、2314安打、246本塁打、979打点、打率2割9分8厘の成績を残した。ベストナイン9回、オールスター戦出場12回。
 打撃技術をとことん突き詰める性格で、現役晩年は試合前にベンチで座禅を組むなど風変わりな行動が話題になった。引退後は指導者になることもなく球界と距離を置いた。

<榎本喜八さん死去>元祖「安打製造機」として活躍
毎日新聞 3月29日(木)21時53分配信
 14日に亡くなっていたことがわかった榎本喜八さんは、張本勲さんやイチロー(マリナーズ)より前に「安打製造機」と呼ばれた打撃の職人だった。
 1955年、毎日オリオンズ(現ロッテ)に入ると、打率、打点などさまざまな高卒ルーキーの記録を塗り替えて新人王に選ばれた。その後は凄まじい練習量と研究心で、打撃力を向上させた。打撃の師匠は、早稲田実高の先輩で、毎日入団も取り持った荒川博さん。王貞治さんの師匠でもある荒川さんは「榎本は王の10倍、ばかまじめだった。大晦日も正月もうちに練習に来た」と当時を振り返る。
 60年代には山内一弘、田宮謙次郎、葛城隆雄らと「ミサイル打線」を形成し、一世を風靡した。68年には川上哲治、山内に次ぐ日本プロ野球3人目の通算2000安打を、31歳7カ月の若さで達成した。しかし、選手生活晩年は試合前にベンチで座禅を組むなどの奇行が目立ち、72年、トレードされた西鉄で選手生活を終えた。引退後は指導者の声がかからず、名球会などの行事にも参加せず、球界と一切の接触を断っていた。
 荒川さんは「まさか亡くなるとは。バットコントロールが素晴らしく、あれだけの打撃の名人はいなかった」と一番弟子だった故人をしのんだ。【冨重圭以子、田中義郎】
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王手 [プロ野球ニュース]

ソフトバンクが王手をかけた。
福岡に移動して一気に決めるか。

<日本シリーズ>ソフトバンクが零封リレーで日本一に王手
毎日新聞 11月17日(木)22時13分配信
 プロ野球の「コナミ日本シリーズ2011」第5戦は、ソフトバンクが中日を5-0で破り、対戦成績を3勝2敗とし、8年ぶり5回目(前身の南海、ダイエー時代を含む)のシリーズ制覇に王手をかけた。第6戦はソフトバンクの本拠地、福岡・ヤフードームで19日午後6時15分から行われる。
 ソフトバンクは一回、川崎と内川の安打でチャンスを作り、4番・小久保の適時打で先制。第4戦に続き、第5戦もソフトバンクが初回、先手を取った。ソフトバンク先発・山田は低めの制球が冴え六回無失点。序盤不安定だった中日の先発・チェンも、四回ライト小池のファインプレーをきっかけに調子を上げ、1点を争う緊迫の投手戦となり終盤に入った。
 ソフトバンクは七回、疲れの見える中日・先発チェンを攻め、松田、長谷川の安打で1死一、二塁に。8番細川が適時打で待望の追加点を挙げ2-0。八回にも、本多、内川の安打と小久保の四球で無死満塁とし、中日2番手の河原から、松田の押し出し死球と多村の適時打で3点を追加し5-0とした。
 ソフトバンク投手陣は、先発の山田から摂津、森福、馬原と継投で中日打線を封じた。【毎日jp編集部】
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好勝負 [プロ野球ニュース]

昨日、ソフトバンクが負けると、ソフトバンクはかなり厳しかったが、良く耐えた。
無死満塁の大ピンチを凌いだ森福の投球は圧巻だった。

これで2勝2敗のタイ。日本シリーズが面白くなってきた。

<日本シリーズ>ソフトバンクが連勝 中日と2勝2敗に
(毎日新聞 - 11月16日 22:20)
【中日・ソフトバンク】一回表ソフトバンク1死一、三塁、小久保が先制の右前適時打を放つ=ナゴヤドームで2011年11月16日、佐々木順一撮影
 今季のプロ野球日本一を決める「コナミ日本シリーズ2011」(7試合制、4戦先勝方式)は16日、中日の本拠地・ナゴヤドームで第4戦を行い、ソフトバンクが中日を2-1で破り、連勝で2勝2敗のタイに戻した。
 中日は左腕の川井、ソフトバンクは今季パ・リーグ最多勝の右腕ホールトンが先発。ソフトバンクは一回に小久保の右前適時打などで2点を先取。中日は五回に1点を返したが、ソフトバンクが継投で逃げきった。
 第5戦もナゴヤドームで17日午後6時15分から行われる。

 ○ソフトバンク2-1中日●
 ソフトバンクは一回1死一、三塁から、小久保の右前適時打と敵失で2点を先取した。投手陣は六回無死満塁の危機で、ホールトンからつないだ2番手・森福が2回無失点の好救援。八回から登板のファルケンボーグも2回無失点で逃げ切った。中日は五回に荒木の適時打で1点を返したが、後続を断たれた。

 ▽中日・落合監督
 (連敗にも)みんなが考えているのとは違う。(4戦の)トータルで考えれば、2勝2敗は御の字。
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沢村賞 [プロ野球ニュース]

東北楽天で孤軍奮闘の感があった田中。
来季も大活躍して貰わないと困る。

沢村賞に楽天・田中将大投手、初受賞
(読売新聞 - 11月14日 17:25)
 不世出の名投手、沢村栄治(読売巨人軍)の功績をたたえ、今季プロ野球で最も優れた先発完投型の投手に贈られる沢村賞(読売新聞社制定)の選考委員会が14日、東京都港区のグランドプリンスホテル高輪で開かれ、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手(23)が初めて選ばれた。
 今季の田中投手は19勝5敗、防御率1・27、勝率7割9分2厘で、パ・リーグ投手部門の3冠を達成するなど、各部門で上位の成績を残した。選考過程では18勝を挙げて奪三振のタイトルを獲得した日本ハムのダルビッシュ有投手(25)との激しい争いとなったが、完投数の多さなどが最終的に評価された。田中投手には金杯と副賞300万円が贈られる。
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日本シリーズへ [プロ野球ニュース]

ルールとはいえ、一番、クライマックスシリーズの不利益を被っていたのは、ソフトバンクであった。
胸を張って、日本シリーズに望んで欲しい。

<プロ野球>ソフトバンク、杉内の涙に闘志燃やし パCS
(毎日新聞 - 11月05日 20:40)
 ○ソフトバンク2-1西武●(延長十二回、5日・ヤフードーム)
 すでにソフトバンクの日本シリーズ進出が決まっていた同点の延長十二回無死一、二塁。ソフトバンク・長谷川の中前適時打で二塁走者・福田が生還すると、ナインは一斉にグラウンドへ飛び出し、秋山監督は8回、宙に舞った。6度の敗退を経て「7度目の正直」を目指した今季のCS。一気呵成(かせい)の3連勝で、重い扉をこじ開けた。
 エースの涙に打線が奮い立った。尻上がりに調子を上げた先発・杉内は四回途中から九回まで完璧に抑えたが、110球を超えて続投した延長十回、西武・中村、フェルナンデスに連続二塁打を浴び、痛恨の失点。すでに余力は残っておらず、マウンドにしゃがみ込み、降板してダッグアウトに戻った後も、タオルに顔を沈めたままうずくまった。昨年、CS敗退が決まったファイナルステージ第6戦で、ロッテ打線に打ち込まれた時と同じ光景だった。
 しかし、「今年のチームは去年とは全然違う力を持っている」(秋山監督)。打ちひしがれた姿を見て「杉内さんを負けさせられない」と闘志を燃やしたのが、長谷川だ。試合後の素振りを欠かさない生真面目な26歳は、延長十回、2死二塁の土壇場で、フルカウントから真ん中に入った涌井のスライダーを振り抜いた。右中間を破る値千金の同点打。その勢いのまま、「勝って終わりたかった」と試合を締めくくるサヨナラ打も放った。
 試合後、負けず嫌いな杉内は複雑な表情を浮かべつつも「ハセ(長谷川)に感謝しないと。勝って救われた」とつぶやいた。これまでとは一味違う勝負強いナインが、意気揚々と8年ぶりの日本一に臨む。【大村健一】
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うーむ [プロ野球ニュース]

東北楽天の山崎が、自由契約の模様。
うーむ。もう少し東北楽天でやって欲しかったが。チームが若返りを図るので、仕方が無いか。

今シーズンの東北楽天の不調は山崎のせいではない。岩村はひどかったよ。
小生は、軽い気持ちで東北楽天を応援しているが、何か野村監督時代が懐かしい。ブラウンがめちゃくちゃにしていった。今の星野監督も悪い監督ではないのだが、北京五輪以降、悪い評判が先立ってしまい、いまいち信用できない。

山崎が今季限りで退団…楽天
スポーツ報知 10月9日(日)9時24分配信
 楽天・山崎武司内野手(42)が今季限りで退団することが8日、分かった。創設期から主砲として球団を支えてきた「ミスター・イーグルス」だが、チームが大改革と若返りを進める中で来季の構想から外れた。功労者だけに球団にとっても苦渋の決断となった。球団側は指導者として慰留。チームと東北への愛着は人一倍だけに悩み抜いたが、最後は現役続行を希望。一選手としてフルスイングにこだわり抜く。
 楽天を創設期から主砲として支えてきた「ミスター・イーグルス」が、仙台を去る。山崎はこの日もベンチ入りしたが、出場機会はなく、これで8試合連続欠場中という異常事態。「まだ何も決まっていない」と球団幹部は話したが、関係者の話を総合すると、本人はすでに球団側から来季の構想外を告げられた模様だ。
 それを受けて、山崎は一度は引退を決意しかけたが、家族からの切実な願いもあり、悩み抜いた末に現役続行を希望。すでに球団側へその意思を伝えたと見られる。今後は自由契約となり、新天地へ望みをかけることとなりそうだ。
 山崎は今季、開幕から不動の4番として勝負強さを発揮。6月11日の中日戦(Kスタ)で、右手薬指を骨折して離脱するまでは46試合で打率2割7分8厘、7本塁打、24打点の好成績を残し、球宴にもファン&選手間投票でW選出された。
 しかし、7月の戦列復帰後は足の故障の影響もあって徐々に調整を落とし、打率2割2分7厘まで低下。11本塁打、48打点はここまでチームトップだが、星野監督が「このチームは根本的に変えないといけない」と来季の巻き返しへ向けて、大変革と若返りを模索する中で構想から外れた。功労者だけに、球団にとっても苦渋の決断だ。
 山崎自身は、04年オフにオリックスを戦力外となり楽天へ移籍。07年に43本でパ・リーグの本塁打王に輝くなど完全復活を遂げ、在籍7年間で191本ものアーチを描いた。「楽天に拾ってもらって、ここまで応援してくれた仙台のファンにも本当に感謝している」と日頃から話しており、東北に対する思いは熱い。実際、現在も個人的に被災者の球場招待を継続しており、独自の復興支援に力を入れている。
 球団の功労者に対し球団側も来季のコーチのポストを用意して慰留したが、本人は昨日(7日)の試合後も、「ちょっと打撃フォームの悪い癖がついてしまったけど、オフにリセットして修正したい。まだやれる自信はある」と意気込んだばかり。現役にこだわり抜き、野球人として男を貫く。

 ◆山崎 武司(やまさき・たけし)1968年11月7日、愛知県生まれ。42歳。愛工大名電から86年ドラフト2位で中日入り。96年に本塁打王を獲得。02年オフにオリックスへトレードで移籍。04年オフに戦力外通告され、楽天入り。07年に2度目の本塁打王と初の打点王を獲得。現役通算25年間で2107試合、打率2割5分8厘、402本塁打、1185打点。本塁打王2度、打点王1度、ベストナイン3度。182センチ、100キロ。右投右打。既婚。
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カープファンの願い [プロ野球ニュース]

今年の黒田は特に打線の援護がないからなあ。
黒田は応援したくなる選手。
又、広島に戻って来て欲しいよね。

黒田自己最多12勝 6回を5安打7三振2失点
(日刊スポーツ - 09月17日 15:10)
<ドジャース7-2パイレーツ>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム
 2連敗していたドジャース黒田博樹投手(36)が、8月30日(日本時間31日)のパドレス戦以来となる、メジャー自己最多の12勝目(16敗)を挙げた。2回に味方失策で1点を先制されたが、3回までに打線が3点の援護で逆転。6回にプレスリーに3号ソロを浴びたが、6回を5安打7三振2四球2失点(自責1)に抑え、3-2とリードした6回裏に代打を送られて退いた。ドジャースは6回に4点を追加してパイレーツを突き放し、7-2で勝った。
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宮本をつくり上げたモノ [プロ野球ニュース]

40歳を超え、まだまだ現役を続け、2000本安打到達まであと僅かという所まで来ている、東京ヤクルトの至宝だ。

【石山建一】大学時代に見せた、宮本慎也の反射神経と闘争本能
[スポルティーバ 2011年08月19日(金)]
 初めて宮本慎也のプレイを見たのは、私がプリンスホテルの監督時代で同志社大学とのオープン戦をした時でした。その試合で同志社大のショートを守っていたのが宮本でした。当時の宮本は、身体も小さく、とにかく細かった。だからグラウンドでも決して目立つタイプの選手じゃありませんでした。でも、あるひとつのプレイがきっかけで、宮本という選手の凄さを思い知らされることになったんです。
 社会人の打者が打った強いゴロが、ショートに転がっていきました。宮本が捕球体勢に入った瞬間、打球はイレギュラーして顔付近に飛んできたんです。普通なら反射的に避けるものですが、宮本は避けるどころか、その打球に反応して右手で捕りにいこうとしたんです。正直、このプレイにはびっくりしました。「このショートはしっかりと球を見てる。ヤマカンで野球をやってないな」と。私自身も現役時代はショートをやっていたこともあり、ショートに対して見る目は厳しいのですが、宮本は絶対にプロでやっていける選手だと、この時確信したんです。
 宮本には「絶対にプロに行かせてやるから、プリンスに来い」と誘い、ヤクルトに入団するまでの2年間をプリンスホテル野球部で一緒に過ごすことになりました。
 まず最初に、私が宮本に言ったことは「打球を追え」ということでした。とにかく打球に対して一歩目のスタートを早くしろ、と。それもノックではなく、フリーバッティングの打球で感覚を掴めと、何度も言いました。球が転がってからスタートしていたのでは遅い。ボールがバットに当たった瞬間には動き出していないといけないんです。とにかく、その感覚を体に覚えさせないといけないから、フリーバッティングの時に繰り返し一歩目の練習をさせました。
 実は、プロはこの練習を一切やっていないんです。フリーバッティングの時も、コーチからノックを打ってもらっているだけで、打者が打った打球を捕りにいったりしない。これではいくら捕るのがうまくても、良い守備はできません。「宮本は守備範囲が広い」とよく言われますけど、それは一歩目のスタートが他の選手より良いからなんです。スタートが良いから、良い体勢で捕球できる。だからスローイングも安定している。宮本が名手と呼ばれる理由は、ここにあるんです。
 バッティングに関しては、プロに行ったとしてもクリーンナップを打つタイプではないので、「大きい打球を打とうと思うな。それよりも右打ちやバントなど、状況に応じたバッティングができる選手になりなさい」と、指導しました。野手としてプロを目指す選手は、どうしても大きい当たりを打ってアピールしたがるのですが、その必要性は全くありません。宮本もフリーバッティングでは振り回すのではなく、右打ちをしたり、セーフティバントをしたり、小技の練習を一生懸命してましたね。
 そして、社会人野球にとっての開幕戦にあたるスポニチ大会で、私はいきなり1年目の宮本をショートで起用しました。守備は高いレベルにあったし、何よりもやってくれるだろうと大きな期待があったからです。試合後、報道陣に「将来、同じプリンス出身の石毛宏典を超えるショートになる」と言ったぐらいですから。ただ、その時は、宮本がプロに行くなんて誰も思っていなかったと思います。身体も出来てなかったですし、打つ方で目立つ選手ではなかったですから。当時、日本ハムのスカウトだった山田正雄さん(現・日本ハムGM)に「この選手は絶対にプロになるよ」って言っても、全然信じてもらえなかった(笑)。
 その後、順調に成長した宮本は、本当にプロから声の掛かる選手になり、ヤクルトの他にも巨人から獲得したいという話がありました。ただ、私は、「巨人は打てないと、常時試合に出るのは厳しいかもしれない。当然、守備固めになる可能性もある。それより野村(克也)監督なら、お前のようなタイプは好きかもしれない」と言いました。最終的には本人が決めたことですが、やはり試合に出られるチャンスがあるチームに行きたかったんでしょうね。
 その通り、2年目からレギュラーに抜擢されると、これまでショートで6回、サードで2回のゴールデングラブ賞に輝き、球界を代表する名手として活躍しています。それに宮本は、ただ守備が上手いだけでなく「華」がある。私の持論ですが、プロの選手には魅せるプレイをして貰いたいと思っています。捕って、投げるの動作に美しさがなければいけない。そういった意味で宮本の守備は、本物のプロのプレイです。
 すでに40歳を超えていますが、プレイヤーとしてチームに欠かせない存在です。私が最初に見た時の反射神経と闘争本能があるうちは、まだまだ現役にこだわってほしいですね。
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甲子園と名選手(2) [プロ野球ニュース]

昨日の名球会と甲子園の関係の話の続き。
甲子園優勝投手で、後に、プロ野球で、200勝以上したのは、大正生まれの野口二郎(大正生まれの為、名球会入会規定外)と、元大洋の平松政次の2名のみ。
平松氏は、1965年の選抜で、岡山東商で日本一になり、その後、大洋一筋で、通算で201勝した名投手である。

高校野球で活躍しても、プロ野球で活躍できるとは限らない。
因みに、甲子園優勝投手であった王貞治と柴田勲は、プロ入り後、打者に転向し、名球会入りしている。
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甲子園と名選手(1) [プロ野球ニュース]

この時期になると、小生の興味は、高校野球一色になる。昨日も甲子園関係の雑誌を2冊購入してきた。
さて、「甲子園は、プロ野球選手の登竜門」と言われることがある。ただ、小生は、「甲子園は、かならずしも、名選手の登竜門とは言えない」と思っている。
勿論、各地の地方大会の激戦を勝ち抜いて、甲子園に出場した選手は、それだけで凄いことだ。プロ注目の高校球児が見事に地方大会を突破し、甲子園出場を果たすことがある。そして、甲子園に出場して活躍すれば、プロ野球選手への道も拓ける。ただし、出身校が弱小だった場合や、同県に強豪校がひしめいている場合、プロ注目の高校球児が甲子園に出場できない場合もある。
問題も多く指摘されているが、一応名選手の条件として、「名球会」というものがある。今日は、この名球会の有資格者という視点から、高校野球を考えてみたい。

まず最初に、名球会の入会資格を書いておこう。すなわち、「昭和生まれ以降で、2000本安打、200勝、250セーブを達成した選手」である。大正生まれの方は、名球会の規定により、名球会有資格者ではないので、カウントしていない。小生も、今回の分析からは外させてもらった。

2011年8月現在、名球会有資格者は、退会、入会拒否、除籍等、様々ありつつも、投手21人、打者40人の計61人のようだ。
この中で、甲子園出場経験がない選手を数えてみた。
小生の数え間違えがなければ、61人中で、甲子園出場経験がないのは、以下の投手13人、打者18人の計31人である。

投手では、アイウエオ順に、稲尾和久(西鉄・大分・別府緑丘)、岩瀬仁紀(中日・愛知・西尾東)、江夏豊(西武・大阪・大阪学院)、金田正一(読売・愛知・亨栄商)、北別府学(広島・宮崎・都城農)、小山正明(大洋・兵庫・高砂)、皆川睦雄(南海・山形・米沢西)、野茂英雄(ロイヤルズ・大阪・成城工)村田兆治(ロッテ・広島・福山電波工)、村山実(阪神・兵庫・住友工)、山田久志(阪急・秋田・能代)、山本昌(中日・神奈川・日大藤沢)、米田哲也(近鉄・鳥取・境)。

打者では、同じくアイウエオ順に、秋山幸二(ダイエー・熊本・八代)、江藤慎一(ロッテ・熊本・熊本商)、小笠原道大(読売・千葉・暁星国際)、大島康徳(日本ハム・大分・中津東)、大杉勝男(ヤクルト・岡山・関西)、落合博満(日本ハム・秋田・秋田工)、金本知憲(阪神・広島・広陵)、駒田徳広(横浜・奈良・桜井商)、長嶋茂雄(読売・千葉・佐倉一高)、野村克也(西武・京都・峰山)、野村謙二郎(広島・大分・佐伯)、張本勲(ロッテ・大阪・浪商)、広瀬叔功(南海・広島・大竹)、古田敦也(ヤクルト・兵庫・川西明峰)、松原誠(読売・埼玉・飯能)、谷沢健一(中日・千葉・習志野)、山本浩二(広島・広島・廿日市)、山内一弘(広島・愛知・起工)。

名球会有資格者の半数が、甲子園の土を踏んでいないことは、驚きであった。
それにしても、錚々たるメンバーが揃っている。
意外だったのが、あの長嶋さんは、甲子園出場経験がないということ。
最近、名球会入りした、岩瀬と小笠原も、高校時代は無名の選手だったそうだ。

甲子園を見ながら、「この選手は、いずれプロで活躍するかな」と思いながら見たり、「地方大会でこの高校に敗れ、甲子園出場経験がなかった、あの高校の某選手はプロ注目だったから、彼に注目してプロ野球を見ていこうかな」と考えながら見るのも、面白いかもしれない。
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微調整の技術 [プロ野球ニュース]

この微調整が難しいのだろう。
こういう微調整が上手い選手が、プロで長生きできる訳だ。

【MLB】松井秀喜、安打量産の秘密は〝身体と技術の一致〟
笹田幸嗣●文
[Sportiva 2011年08月08日(月)]
 熱い、本当に熱い。アメリカ流の表現をすれば、“RED HOT”。気候のことを言うつもりはない。松井秀喜の打撃である。
 まさにブレーク(休暇)だった。オールスター休み以降、松井のバットは打ち出の小槌と化した。出場19試合で69打数35安打、20打点、4本塁打、打率は5割7厘。前半戦打率2割9厘の男がなぜ、わずか4日間の休みを挟んだだけでこれだけの変貌を遂げることが出来たのか。その答えを見出すべく、7月末のツインズ3連戦に出かけた。
 打撃練習でフォームに変化を見つけた。以前に取材をしたのは5月、その時と比べて変化は3つあった。1つ目はスタンス。5月は肩幅より随分と広かったが、今は肩幅より少し広いくらいでヤンキース時代のスタンスに近い。2つ目は構えたときのグリップの位置が以前よりあごに近く、左手はバットに添えられている程度。3つ目はスイング軌道。構えた位置からバットのグリップがVの字の軌道を描き右肩上にフィニッシュする。お祓いをする神主さんのように見えたので「神主スイングだね」と、伝えると「あー、うん、そうだね」と、まんざらでもない顔をした。
 こうは書いたものの、松井の変貌に大きな技術改革があったとは思っていない。見てとれた変化はあくまでも微調整、意識の問題であり、松井も「特に何も変えてない」と語る。松井への取材の中で確信できたことは「ようやく収まりをみた」ということ。
 人間の身体は日によって体調、感覚が違ってくる。スポーツ選手ならば、この感覚は種目、技量に関係なく誰もが経験するものと思うが、安定した結果を導き出すためには日々の微調整が必要になってくる。そして、日々の所作と同様のことが年間単位で行なわれている。松井秀喜ほどの技量と経験を持った選手でも、その年の身体と技術がマッチングするのには時間がかかるということだ。
 ヤンキース1年目、ゴロキングと揶揄され、ジョー・トーリ前監督でさえも松井の力を疑いかけたころ、ニューヨークに観戦に訪れた長嶋茂雄氏がトーリに言った。
 「心配いりません。暖かくなれば松井は必ず打ち出しますから」。
 事実、その言葉通りになった。しかし、暖かくなったから打ち出したのではない。その年の身体と技術が一致しだすのが暖かくなる頃と表現する方が正しいだろう。メジャーの一流選手は右肩上がりに徐々に調子を上げていく。松井も例年そうだった。しかし、今年に関しては時間がかかり過ぎた。
 「毎年、身体と技術が一致するまでは大変だけれど、今年はちょっと時間がかかり過ぎたよね。これには何らかの理由があると思うけどね」。
 何らかの理由-つまり年齢を意味している。例えば、若い頃は10個の作業で体と技術は結びついた。しかし、37歳の今では必要な適応作業が20個以上にも増えた。だから7月中旬まで時間がかかってしまった。普通なら、37歳の選手が前半戦を終えて打率が2割9厘であれば、解雇をされても仕方がない。その点、待ってもらえた松井は恵まれていたと言える。
 松井には今季後半、例年通りの活躍が期待できるだろう。そこで思ったことがある。いまだ上昇カーブを描かないイチローの打撃だ。
 上記した“身体と技術の一致”という件はイチローの専売特許だ。松井より1歳年上のイチローがまだ今季の収まり見せていないのだとすれば……。残り51試合で必要なのは76安打。1試合平均にして1.49本。”収まり”さえ見せれば、可能な数字だと思うのだが。
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伊良部の真実(2) [プロ野球ニュース]

小生も、伊良部氏のことを誤解していた部分があった。
野球に関して真摯に取り組んでいなければ、日米通算106勝など出来ないよね。

伊良部氏悼む日本ハム・吉井コーチは涙
デイリースポーツ 7月29日(金)16時30分配信
 日本ハムの吉井理人投手コーチは29日、米大リーグ・エクスポズ時代のチームメートで、亡くなった伊良部秀輝さんについて「引退してから元気がなかった。寂しがりやで、イニングの合間にもよくしゃべっていた。アメリカに仲間がいたか分からないけど、もうちょっと僕達も声をかけてあげれば良かった」と涙交じりに話した。
 吉井コーチは伊良部さんと共著を出版するなど親交も深く「メディアで取り上げられているような男じゃない。野球に真剣だったし、そこはしっかり知っておいてもらいたい」と友人の早すぎる死去を残念がった。

阪神・沼沢本部長、伊良部氏は「繊細な神経の持ち主」
デイリースポーツ 7月29日(金)13時24分配信
 阪神の沼沢正二球団本部長は29日、球団OBで亡くなった伊良部さんについて「2003年リーグ優勝の功労者。複雑というか悲しい思いです。ご冥福をお祈りします」と話した。
 2年間、在籍した当時の思い出について「体つきや見かけによらず、繊細な神経の持ち主。野球に対して真剣に取り組んでいました。それは(当時の)星野監督以下、首脳陣、選手が一番よく知っていると思う」と振り返った。
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伊良部の真実(1) [プロ野球ニュース]

今日の朝、元プロ野球選手の伊良部秀輝さんが自殺したというニュースが入った。
当ブログでは、伊良部さんが自殺する直前にインタビューを受け、それを掲載した雑誌『SPA』誌の記事を引用してみたい。

伊良部秀輝の“遺言”
2011.07.29
 野球界のみならず、伊良部秀輝さんが亡くなったという知らせは、日本中に衝撃が走った。本誌は、伊良部さんが亡くなる約1か月前、彼が静かに暮らすロサンゼルスにて、4時間にわたり現在の心境を聞いた。謂わば“遺言”ともいえる渾身のインタビューを全文掲載する。
 この最後となってしまったインタビューは、ジャーナリストの田崎健太氏が行った。

―今でこそ、メジャーリーグで日本人がプレーするのは普通になりました。1997年に伊良部さんが移籍したときは、大騒動になりましたよね。
伊良部 「伊良部問題(※1)」って当時は言われましたけれど、あれは本当に伊良部の問題だったのかって言いたかったですよ。日米の法律の問題で、パドレスとロッテの問題でした。

―ロッテからパドレスへの権利譲渡(※2) はテレビのニュースで知ったとか。
伊良部 そうです。テレビを見ていたら、パドレスの社長とロッテのオーナーが握手をして、パドレスに行くと話していて、驚きました。

―伊良部さんはヤンキースにしか行きたくない。このトレードは無効だと突っぱねた。新聞の見出しに「ワガママ伊良部」なんていうのもありました。
伊良部 僕だって、ルール違反して行きたいとは思っていなかったですよ。その前に、球団はヤンキースに行かせる約束をしていた。それは守られなかったんです。ルール(※3)として、1年間浪人すれば、任意引退選手となって、どこの球団とでも交渉できる。そうしたいと思っただけ。新聞記者の方に、重要なことは曲げないで書いて欲しいと、こうした資料はお渡ししました。それなのに。これは手に負えんと思いましたよ。その時思ったのが、「野球ボールはコントロールできるけれど、メディアはコントロールできない(笑)」。

◆父親がアメリカ人とは知らなかった
―伊良部さんがそこまでメジャーリーグにこだわるのは、お父さんを捜しにアメリカ(※4)に行く為だという報道もありました。
伊良部 (驚いた表情で)誰がそんなことを言い出したんですか?それは事実ではないです。だって、僕はアメリカに行くまで、自分の本当の父親がアメリカ人ということを知らなかったですもの。

―えっ?
伊良部 ヤンキースに入ってから、1998年のキャンプの時に、球団から連絡があって、僕の父親だと名乗る人間が来たと。びっくりしましたよ、父親だって言うから。

―会ったんですか?
伊良部 はい。それから、母親に確認したんです。そうしたら、そうだって。それまでは父親がアメリカにいるなんて、考えたことがないですよ。でも面白いですね、僕がどうしてもアメリカに行きたかった理由が、父親に会いたかったからなんて。

―実のお父さんに会われてどんな風に思われました?
伊良部 これといった感情はなかった。生みの親より育ての親みたいな。今も年に2回ほどは連絡を取り合ってますけど、それだけです。


※1 伊良部問題
1996年のシーズン終了後の11月、伊良部はメジャーリーグへの移籍を求めて、ロッテのオーナーに直訴。当時、一軍登録から10年でFAの権利を取得できたが、伊良部はこの年で9年目だった。12月にロッテは、メジャー移籍を認める代わりに、チーム選択、年俸交渉を一任する覚書にサインするように強要。これを伊良部と代理人の団野村は拒否した

※2 パドレスへの権利譲
1997年1月10日、ロッテの重光オーナーは伊良部を呼び出して、パドレスへのトレードを通告。伊良部は「約束していたヤンキースではない」と拒否した。1月13日、パドレスとロッテの業務提携を発表。その業務提携書の中に、伊良部の権利をすべてパドレスに「譲渡」することが含まれていた

※3 ルール
日米コミッショナーの取り決めで、1年間浪人すると、自由契約選手扱いとなり、どこのメジャーリーグ球団とも契約できることになっていた。メジャーリーグ選手会は、伊良部の主張を支持。旗色が悪くなったロッテとパドレスは、伊良部をヤンキースへと三角トレードして解決した

※4 お父さんを捜しにアメリカ
ロバート・ホワイティングは『日出づる国の「奴隷野球」』の中で、伊良部がスポーツライターに「いつか、アメリカへ渡って有名な選手になりたい、そうすれば実の父親に会えるかもしれない」と明かしたと書いている。また夕刊紙にも同様の報道があった。

◆縦の変化球で勝ち続けたのは野茂さんだけ

―伊良部さんが最初にメジャーリーグを意識したのはいつ頃ですか?
伊良部 中学生のときかな。テレビで、サチェル・ペイジ(※5)というピッチャーが亡くなった時の特番を見て度肝を抜かれました。長身のピッチャーで、鞭のようにしなる体。物凄い細いんだけれど、全身を使って投げる。これは只者ではないと。あんな風に投げたいと思って、さんざん真似しました。ロッテに入ってからも最初の6年間ぐらいは、彼のように投げたいと思っていましたね。彼以外でも、僕と同じぐらいの上背のピッチャー(身長190cm)がどのように体を使うのかを研究しようとすると、日本にいないので、どうしてもメジャーのピッチャーになってしまうんです。グッデンとかクレメンス(※6)とか。

―当時はメジャーリーグの映像はなかなか見られませんでした。どうやって研究したんですか?
伊良部 雑誌の分解写真を見て、どうやって投げているんだろうって、絶えずそんなことを考えていました。

―その当時から、ヤンキースに行きたいと思っていた?
伊良部  そうですね。1990年代半ばから、常にワールドチャンピオンを狙える、非常に強いチームでしたから。野球のユニフォームを着た人間ならば、ワールドチャンピオンのチームでやりたいと思うでしょ?それで僕がヤンキースに入った時、グッデンとクレメンスの2人がいたんです。まさか、こんなところに自分が本当に来れるなんて。

―伊良部さんは、158kmの速球を投げて、非常に目立つ存在でした。日本球界で最高のピッチャーの一人に数えられています。しかし、結果を見てみると、実は日米で106勝しかしていない。
伊良部 その程度のピッチャーですよ(笑)。クレメンスや(デービッド)ウェルズは、僕と同じような上背で球の速さも同じぐらい。でも彼らはそれぞれ300、200勝もしている。どうして僕がそうなれなかったかというと、答えは簡単。横の変化球がないんです。スライダーやカットボールがなかった。フォークやカーブという縦の変化だけだとある程度しか勝てないですよ。

―スライダーは今や高校生でも投げますよね。
伊良部 勿論僕も投げ方は知ってますし、投げられます。ただ、スライダーを投げると、手首が傾く癖がついてしまって、次のストレートの球速が落ちてしまう。だから試合中は使えなかった。スライダー、シュート、ツーシームといった横の変化球を投げられるピッチャーはコンスタントに勝っていける。縦の変化だけで、長く勝ち星を積み重ねたピッチャーって野茂さんだけ。

―158kmのストレートがあっても駄目ですか?
伊良部 1試合120球のうち、全力投球できるのは、せいぜい20、30球しかないんですよ。もし、体力がもって、全部158km投げられたとしても、プロのバッターには打たれます。緩急が大切ですから。球の速さよりも、球の出どころが見えない方がずっと大切ですよ。

―球の出どころ?
伊良部 ボールを投げる時、バッターから腕が見えない方が良いんです。出どころが見えれば、球筋は読めますから。ホークスのあのピッチャー、杉内(俊哉)なんて凄いですよね。(そこまでの球速でないのに)皆バッターが振り遅れてますものね。勝ち負けに繋がらない速球はいらないんですよ。

―ヤンキース、エクスポズ、レンジャーズ、そして阪神タイガースの一員として日本に戻りました。星野監督から声を掛けられたんですよね?
伊良部 その前の年、エコノミー症候群でリタイアして、半年間リハビリが必要だったんです。それなのによく呼んでくれたなぁと。

―星野さんと面識は?
伊良部 なかったです。

―阪神ファンだったんですか?
伊良部 育ったのが尼崎だったんでね、周りがそういう環境ですから。あの歌、「六甲おろし」もまた盛り上がるような歌じゃないですか。

―帰国して戸惑いはありました?
伊良部 なんでこんなにボールが飛ぶんかなと。今年からはだいぶましになったんですか?当時は凄かったですよ。打球が速くなるんです。ショートゴロを打たせたはずやのに、なんで三遊間抜けるのって。

―阪神では、2003年に13勝を挙げて、チームはリーグ優勝。そして2005年に引退します。その後の活動については日本ではあまり知られていません。アメリカでうどん屋を経営していたんですよね?
伊良部 阪神のときは、家族をアメリカに置いて、単身赴任だったんですよ。引退後、こちら(ロサンゼルス)に戻ってきた。高校の同級生から、近くにおいしいうどん屋がないので一緒にやらないかと誘われたんです。ぼくは高校(尽誠学園)のとき、香川でおいしいうどんを食べているじゃないですか。それだったらいけるんじゃないかと。

―立ち上げはいつですか?
伊良部 2005年の9月。そして2007年に土地のリース契約が切れたので、そこで閉めました。

―その後、2009年に独立リーグの選手として現役復帰しました。しかし、昨年2度目の引退。原因は?
伊良部 腱鞘炎です。手首を壊しました。原因はスライダーです。スライダーを投げなくて良かったんですね。昔から投げていたら、もっと早く壊れていたかもしれない。今も手首が痛むんです。朝起きて、布団をめくるだけでも痛いときがある。監督の器ではないことはわかっています

―最近は何をされてますか?
伊良部 何もしてませんよ。近所の子供に野球を教えるぐらい。あとはたまに、草野球に顔を出してます。

―コーチや監督をやる気は?
伊良部 監督の器ではないことはわかっています。コーチ?日本で雇ってくれる所があるかなぁ(苦笑い)。三軍のピッチングコーチならばできるかな。

―三軍のピッチングコーチ?
伊良部 二軍でも投げさせて貰えないピッチャーとか、3年も4年も二軍を教えるコーチ。一軍で調子を崩したピッチャーの面倒を見たり。メジャーでは巡回コーチと呼んでいて、ぼくもお世話になりました。

―ヤンキース時代ですか?
伊良部 そうです。何故そういうコーチが必要かというと、下手したらピッチングコーチって、2年おきぐらいに代わってしまうんです。前のコーチはこう言うていたのに、新しいコーチは全然違うことを教えると、パニクっちゃうんです。選手一人に対して教えるコーチが何人もいたら、良い結果は生み出さない。この選手はこのコーチに任せると決めて、長期間教えさせた方が良い。

―日本にはそうしたコーチはいないですね。
伊良部 ブルペンの横でコーヒーでも飲みながら、和やかな雰囲気で選手と話をして、みたいな感じがいいですね。迷っている選手とじっくり話をして、何に迷っているのか、僕が知っている範囲で答えたい。それでそのプレーヤーが良くなれば嬉しいですね。

―また、現役に復帰する気はないんですか?手首を治せばまだ投げられるんじゃないですか?
伊良部 フフフ、もう無理です。お腹いっぱい(笑)。

―このまま日本に戻らず、アメリカに永住する予定ですか?
伊良部 家族がこちらの生活が良いと言っているんで。僕としては日本に帰りたいです。英語も話せないし。もし話せたとしても日本が良いですね。日本が好きですから、テレビ番組も面白いし、四季もあるし。

―どんな番組が好きなんですか?
伊良部 バラエティです。松本人志さんとか面白いじゃないですか?

※5 サチェル・ペイジ
1906年生まれ、野球史上最高のピッチャーの一人とされている黒人選手。ニグロ・リーグ時代、2500試合に登板して、2000勝したという伝説のピッチャー。1982年6月8日没。

※6 グッデンとかクレメンスとか
ドワイト・グッデン(1964年生まれ)、ロジャー・クレメンス(1962年生まれ)、共にヤンキースなどで活躍したメジャーリーグを代表するピッチャー。通算成績は、それぞれ194勝と354勝。

【伊良部秀輝】
1969年、沖縄県生まれ。その後、兵庫県尼崎市で育つ。高校時代に甲子園に2度出場。1987年ロッテオリオンズにドラフト1位で入団。1998年アジア人メジャーリーガーとして、初のチャンピオンリングを獲得。2010年、高知ファイティングドッグスを最後に引退。
取材・文/田崎健太
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異国の大記録 [プロ野球ニュース]

小生は、日本のプロ野球の方に興味があって、大リーグは門外漢なのだが、この記録の凄さは分かる。
ヤンキースひと筋というジーターの生き様も凄い。
ピート・ローズの記録は、偉大だな。この記録は、当分破られまい。

ヤンキースのジーター、通算3千安打を達成
読売新聞 7月10日(日)3時35分配信
 【ニューヨーク支局】米大リーグ、ヤンキースのデレク・ジーター遊撃手(37)は9日、ニューヨークで行われたレイズ戦の三回、デービッド・プライス投手からこの日2安打目となる3号ソロ本塁打を放ち、大リーグ史上28人目となる通算3000安打(今季74安打目)を達成した。
 ヤンキースだけで3000安打を記録した選手はジーターが初めて。
 大リーグ最多安打記録は、レッズなどで活躍したピート・ローズの4256安打。
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えっ、こんな人、まだ居たの? [プロ野球ニュース]

メジャーが好きで海外に行ったのだから、日本に戻って来なくても良いよ。

田沢、8失点で敗戦投手=米大リーグ1A
時事通信 5月28日(土)11時17分配信
 【ニューヨーク時事】米大リーグ、レッドソックス傘下1Aセーラムで調整中の田沢純一投手は27日、フレデリック戦に先発登板し、3回3分の1を3本塁打を含む8安打8失点で敗戦投手になった。
 昨年4月に右肘手術を受けた田沢は、20日に続き今季2度目の公式戦登板だった。
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考えさせられる [プロ野球ニュース]

この人は、一時ドラフト候補に挙がったこともあり、素材としては良かった。
何処で、身を持ち崩したのだろうか。

マー君と投げ合った甲子園準優勝投手が窃盗容疑
読売新聞 5月17日(火)20時4分配信
 大阪府警枚方署は17日、歩行中の女性からカバンをひったくったとして、野球の関西独立リーグ元選手の無職、本田拓人容疑者(21)(京都府八幡市)を窃盗容疑で逮捕した。
 本田容疑者は京都外大西高(京都)の投手として甲子園に出場、2005年夏の大会では準優勝していた。
 発表では、本田容疑者は7日午前6時45分頃、大阪府枚方市東山の市道で、同市内の女子大学生(20)にバイクで背後から近づき、6000円入りの手提げカバンをひったくった疑い。容疑を認め、「アルバイトをしても続かず遊ぶ金に困った。他に何件かひったくりをした」と供述している。
 本田容疑者は同高時代、計3回甲子園に出場。準優勝時の決勝戦では、駒大苫小牧の田中将大投手(現楽天)と投げ合った。09年には独立リーグの「明石レッドソルジャーズ」に入団したが昨年、解雇されていた。
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小さな大投手の挑戦 [プロ野球ニュース]

秋田県出身の石川、通算100勝達成。
あの小さな体で、頑張っているね。同じ秋田県人として応援している。

167センチの大投手、ヤクルト・石川が通算100勝 
産経新聞 5月14日(土)19時57分配信
 ヒーローインタビュー後、ヤクルトの石川は感無量の表情でファンの待つレフトスタンドまで走り、何度も頭を下げた。球団史上5人目の通算100勝達成。「1人で勝てる数字じゃないですから」。支えてくれたファンへの感謝の思いが、行動となって表れた。
 完封まであと1人というところで、マウンドを林昌勇に譲った。「なかなかうまくいかない」と苦笑したが、豊富な球種をいかした緩急と制球力はこの日も健在だった。ただ、荒木投手コーチは石川を100勝投手たらしめた最大の武器は直球と断言する。九回一死1、2塁でスレッジを見逃し三振に切って取ったのも、狙い通りの外角直球だった。
 身長167センチと小柄ながら、入団から9シーズンで8度の2ケタ勝利と常に安定した成績を挙げてきた。「体が小さいから野球ができないルールはない。大きい人に負けたくないという気持ちは人一倍強い」。反骨心も“小さな大投手”の原動力だ。
 昨季序盤は開幕から6連敗と苦しみ、長男に「野球のテレビは見たくない」と言われた。「やっぱりかっこいいパパでありたいですから」。普段は無頓着なウイニングボールも、今回ばかりは家族に見せつけるつもりだ。(森本利優)
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頭がさがる [プロ野球ニュース]

宮本が今まで月間MVPを受賞したことがないとは知らなかった。
「老いて益々盛ん」という諺があるが、40歳を越えて、まだ現役でプレーしているのは脱帽の一言。
打者の勲章である、「2000本安打」も、射程圏内に入ってきた。

4月のMVP 燕・宮本は40歳5カ月で初、ソフトB・内川は両リーグでの受賞
サンケイスポーツ 5月10日(火)13時15分配信
 セ・パ両リーグの4月のMVPが10日、発表された。セ・リーグの野手部門はヤクルトの宮本慎也、投手部門は広島のバリントンが受賞。宮本は同月、打率.400、11打点と活躍した。40歳5カ月での初受賞はリーグ最年長。バリントンは来日1年目の開幕月の受賞で、これは1995年のヤクルト・ブロス以来となる。
 パ・リーグの投手部門は楽天・岩隈久志、野手部門はソフトバンク・内川聖一が受賞。岩隈は通算5度目で、これはリーグ2位タイの記録。内川は08年8月にセ・リーグで受賞しており、両リーグ受賞は史上17人目となる。
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嫌いでも、評価する [プロ野球ニュース]

小生は、読売の選手は好きじゃない。
今年のドラフト1位で入った、「読売以外は入団しません」とか言ったカス野郎なんか全く好きじゃない。
小笠原も金で転んだ奴だけど、まだ好きな方の部類の選手だ。

“負けず嫌いな職人”小笠原道大の野球人生
2000本安打達成記念コラム
2011年5月5日(木)
 巨人の小笠原道大が5日、プロ通算2000本安打を達成した。1996年のドラフト3位で、捕手もできる内野手として日本ハムに入団。1年目には44試合出場で打率2割2分3厘に終わった男は、黙々と努力を続け、プロ15年目に大記録を達成した。2007年に移籍した巨人では、多くの移籍選手が実力を発揮できずにいた環境の中で、見事に重圧に打ち勝った。小笠原の精神力の強さ、打撃の特徴などを野球解説者の大塚光二氏に聞いた。

■キャッチャー時代から全力で前に出るタイプ
―小笠原選手が2000本安打を達成しました。選手としての特徴は?
 「まず、根性があります。センスというより努力、努力、努力でここまで築き上げた選手ですね。その中で光っているのは体の強さ。体が強いから厳しい練習ができますし、多少のケガがあっても表に出さずにプレーを続けられたと思います」。

―大塚さんが現役時代に見た印象は?
 「僕の現役時代にはガッツ(小笠原のニックネーム)はキャッチャーでした。キャッチャーとしても全力で前に出てくるタイプでしたね。前に出てくるあまり、打者が空振りしたバットに当たったシーンも見たことがあります。これ、本当の話ですよ(笑)。そんな、おっちょこちょいな部分もありましたけど、とにかく一生懸命な選手でした」。

―2000本安打を打つ選手になると思いましたか?
 「全っ然、思わなかった。頑張っていたから敵ながら好感を持っていましたけど。ガッツにとって良かったのがビッグバン打線(攻撃力重視だった2000年前後の日本ハム打線)で2番打者に定着したことですね。そこでバントや小技じゃなくて、思い切り振ることができたのが、ガッツの持ち味を出す結果になりましたね

■打撃におけるイチローとの共通点
―小笠原の打撃の特徴は?
 「同い年のイチローのようなセンスはありませんが、『振るポイントを知っている』という点では似ています。迷いなく、ボールでもストライクでもフルスイングできるのは、この部分ですね。球道に対してバットを入れることが非常に上手いです」。

―キャンプから徹底して基本を繰り返す姿が印象的です
 「キャンプでは徹底して左方向に打つ練習を繰り返します。バスターでたくさん、たくさん打って、自分のスイングのポイントを知る訳ですね。最初は三遊間にゴロを打って、体ができてくるとレフト、左中間へと。本当に根気強く練習します。職人的な雰囲気がありますね」。

―巨人は特にマスコミが多いですが、07年からも安定した成績を残しています
 「記者の方にとっては取材が難しいかもしれません。『サク越え何本!』と書ける選手ではありませんし、良い意味で頑固ですから。周りがどう言おうが、流されないことはスランプの少なさにつながっていると思います。
 強打者は苦手なコースを徹底的に攻められます。その時にいろいろなコースに対応できるように、自分のスイングをつくり上げるので、苦手なコースが少ないんです」。

■巨人ナインに大きな影響を与えた小笠原の存在
―巨人に移籍してきて成績を残すのは大変だと思います
 「ここで一つ言えるのはキヨ(清原和博)も広沢(克実)さんも落合(博満)さんも江藤(智)くんも、長打力、ホームランを期待されたバッターでしたよね。ガッツの場合はヒットの延長線上にホームランがある。そして期待されていたのは勝負強さでした。そこで3番として機能したということが言えると思います。勿論、周りに流されない精神力と、誰よりも早く来て、遅く帰るというプロ意識も影響していると思います

―その姿勢は巨人ナインに影響を与えたでしょうか?
 「ものすごく影響を与えたと思います。巨人の選手達も、もともとガッツが努力の人だということは知っていて、それを間近で見ることができた。凄く良いお手本になったと思います。阪神にカネ(金本知憲)が入って鳥谷(敬)達が育ったのと似ていますね。
 勿論、巨人にも練習をする選手はいました。キヨが巨人に入った時に(高橋)由伸や二岡(智宏)の練習を見て、『あれだけ才能があって、あんなに練習するのか』と驚いていましたから。ただ、由伸も二岡もケガがあって厳しい練習ができない時期がありました。そういう意味でガッツの体の強さというのは光っていて、積み上げてきたものがトータル的にすごくなったんだと思います」。

■2000本は通過点 3000本安打を目指せ!
 「ガッツはとにかく頑固で負けず嫌いですから。『今に見とけ!』という気持ちでここまでやってきたと思います。体も大きくないし、センスも特別なものを持っていなくても、全力でハッスルプレーを続けてここまできました。守備も走塁も手を抜きません。子供たちのお手本になる選手だと思います。
 野球をやっていると『センス』の一言で片づけられることが多いですけど、そうじゃない。努力でここまで来れるんだということを実証してくれた選手だと思います。
 僕が解説者になってから試合を見に行くと、ガッツが打つことが多いんです。だから不調の時にグラウンドで会うと、『パワーください』と言って握手したり、ハグしたりすることもあります。かわいい一面もあるんですよ。
 2000本安打は通過点。ケガで満足な練習ができなくなることが不安ですが、納得する練習ができている間は成績を残すと思います。3000本安打を目指して欲しいです」。
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いよいよ仙台の地へ [プロ野球ニュース]

明日から、仙台での東北楽天の主催試合が始まるな。楽しみだな。
もう少し貯金があれば、パーフェクトだったが、実際の東北楽天の戦力を考えれば、上々の立ち上がりだね。

楽天、29日に仙台開幕戦 田中「特別な試合」
産経新聞 4月28日(木)19時39分配信
 プロ野球楽天は28日、遠征先の京都市から地元の仙台市に戻った。さっそく本拠地のKスタ宮城で練習。14試合目にしてようやく迎える29日のホーム開幕戦(対オリックス)へ、集中力を高めた。
 震災前から地元を離れ、その後は各地を転々としてきたチームにとって、Kスタ宮城で練習を行うのは3月3日以来。星野監督も「やっぱりわが家がいい」と笑みを浮かべた。すでにチケットは完売しており、「それだけ待っていてくれたんだね。すかっとした勝ち方をみなさんに贈りたい」と話した。
 重要な先発マウンドを任される田中も「あまり特別という言葉は好きではないが、特別な試合になると思う。チーム一丸となって勝利をつかみとりたい」と必勝を誓っていた。
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2連勝しているのは立派 [プロ野球ニュース]

コーチの意見が100パーセント正しい訳ではないが、インターネットの評判等を見ても、「斎藤は威圧感がない」というのが、素人野球愛好家の斎藤評である。
直球の威力が増せば、更に進化が見込まれる。

吉井コーチが佑に提言!直球増やせ
デイリースポーツ 4月26日(火)9時21分配信
 日本ハムの吉井理人投手コーチ(46)は25日、ドラフト1位・斎藤佑樹投手(22)=早大=に“愛のムチ”を振るった。24日の楽天戦は6回3失点でデビューから2連勝を飾った佑ちゃん。だが、プロで長く活躍するために同コーチは直球の割合を増やすことを求めた。
  ◇  ◇
 一過性のものにしてはならない。無傷の2連勝を飾った佑ちゃんに、吉井投手コーチが助言を送った。「このままじゃあかんと思う。真っすぐの割合をもっと増やさんと完投はできへん。6回が精いっぱいと斎藤にも伝えた」というのだ。
 24日の楽天戦。佑ちゃんが投げた全90球中、直球はわずか17球にとどまった。カットボール、ツーシームの直球系の球を含めても40球。投球の半分以上をスライダーやフォーク、チェンジアップの緩い球が占めた。デビュー戦も同様に直球の割合は少なかった。
 17日のロッテ戦はプロ初登板ということもあり、同コーチは好きなように投げさせたという。前日の楽天戦は事前に直球を増やすように告げていたが、変化球が多かった。あくまでも直球あっての変化球。変化球に頼りすぎると、打者にとっては緩急差が少なく、球種も絞りやすい。キレがなくなる後半はとらえやすくなることを危惧した。
 同コーチはさらに「今はいいけど(体に)疲れが出てきたら…。プロで長くやっていくためにも直球は必要」という。
 斎藤自身もこの日、大阪から帰札した際、「打線の援護で運の良い投球が続いている。失投をなくしたい」と話すなど2戦の内容に満足はしていない。次回登板は5月1日西武戦(札幌ドーム)の予定だが、手放しでは喜べない2連勝の後。真価が問われることになりそうだ。
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中々のスタート [プロ野球ニュース]

昨日は大敗したが、今の東北楽天は、先発投手が大崩れしない。
先発投手が調子が良い今の時期に、まず貯金をしておきたい。早めの打線の援護が重要だね。

それにしても、昨日のラズナー、去年までのラズナーに戻ってしまったか。
しかし、らずなーの場合、まずはローテーションをきちんと守って頂くのが、重要だね。
まだまだ不安感が否めないラズナーを使わざるをえない程、東北楽天は先発の駒が足りないのかもしれない。戸村や青山、長谷部あたりにもっと頑張って貰いたいな。

<ソフトバンク>13安打で快勝 楽天は守備の乱れ響く
毎日新聞 4月20日(水)22時6分配信
 ○ソフトバンク10-3楽天●(20日、北九州)
 ソフトバンクが13安打で快勝。1点差に迫られた四回、内川の移籍後1号2ランで突き放し、八回も松田の3号2ランなどで5点を加えた。楽天は4失策と守備の乱れも響いた。

ソフトバンクが大勝=プロ野球・ソフトバンク-楽天
時事通信 4月20日(水)21時39分配信
 ソフトバンクが大勝した。一回にカブレラの犠飛で先制し、二回に加点。1点差とされた四回に内川の2ランで突き放し、八回は松田の2ランなどで5点を加えた。ホールトンが7回を2失点で今季初勝利。楽天は攻守に精彩を欠いた。
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勢いアリ [プロ野球ニュース]

今年の岩隈は、かなり期待できそうだな。

熱投実った!楽天・岩隈、9回1失点で連勝
サンケイスポーツ 4月19日(火)21時13分配信
 (パ・リーグ、ソフトバンク1-2楽天=延長十回、1回戦、楽天1勝、19日、ヤフードーム)楽天が投手戦を制した。延長十回に松井稼が適時打を放った。先発の岩隈は9回6安打1失点で開幕連勝となった。
 岩隈は一回からハイペースで飛ばした。三回まで無安打、毎回の4奪三振。四回に本多、内川に連打を許すとカブレラに中前適時打で1点を奪われたが、佐藤投手コーチも「きょうはいいよ。球が走っている。この1点でガマンして何とか反撃を待つしかない」と話すほど、状態はよかった。
 だが、打線の援護がない。和田から毎回のように走者を出しながら、六回一死三塁から和田の暴投で同点にするのがやっと。岩隈は打線の援護がないまま、9回120球を投げ6安打9三振、1失点で降板した。待ちに待った援護は十回だった。マウンドにはソフトバンクの3番手・馬原。嶋が四球で出塁すると、中島はきっちりと送りバント。そして新加入の松井稼が、左中間に適時二塁打を放ち勝ち越し。十回は抑えのスパイアーが締めて、ソフトバンクとの首位決戦で先勝した。
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持っている男 [プロ野球ニュース]

初登板で勝利か。
斎藤は勝ち運を持っているね。

佑ちゃんデビュー戦で勝利!5回を6安打4失点
サンケイスポーツ 4月17日(日)15時53分配信
 (パ・リーグ、日本ハム8-4ロッテ、3回戦、日本ハム2勝1敗、17日、札幌ドーム)日本ハムのドラフト1位・斎藤佑樹(22)=早大=がロッテ3回戦でプロ初登板初先発し、5回6安打4失点の内容で初勝利を挙げた。斎藤は今季の新人勝利一番乗りとなった。
 斎藤は注目の初回、二塁手・田中の失策から走者を背負うと、3番井口に先制2点本塁打を許してプロの洗礼を浴びた。だが、裏の攻撃でホフパワーが満塁弾を放ち逆転。二回を3者凡退に抑えると、三回もわずか10球で斬って取った。打撃陣が好調で、斎藤は序盤に6点の援護をもらった。
 四回は2安打を許したが、要所を締めて無失点。迎えた五回、二死無走者から三塁手・小谷野のエラーと連打で満塁とされると、井口に左前2点適時打を許して4-6と追い上げられた。斎藤は5回を投げて6安打4失点も、自責点は1。打者22人に対して92球を投げ、2奪三振、無四死球だった。
 日本ハムは六回にも糸井の2号2ランが飛び出すなど、12安打の猛攻で打ち勝った。
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記録はいつかは途切れる [プロ野球ニュース]

阪神内部では、「金本の記録の為に、若手の成長の芽が摘み取られている」というような批判の空気があったらしい。
もう記録は途切れたのだから、休養して、しっかり身体を治すべきだ。

記録よりも勝利を優先する男 いずれ訪れる日が来ただけだ
[スポニチアネックス 2011年4月16日 09:09]
セ・リーグ 阪神5―4中日 (4月15日 ナゴヤD)
 【記者の目】金本の連続試合出場は予想外の形で止まった。先発を外れ、一塁走者の二盗憤死で打席は完了せず、守りにもつかなかったため、公認野球規則の連続規定を満たさなかった。試合に「出場」はしたが、「連続記録」は途切れたわけである。
 試合後、首脳陣は一様に俊介が独断で走った行為を疑問視した。首脳陣は金本の記録継続を考えていたのだ。ならば俊介に「走るな」と指示を出しておくべきだった。2年目の若手に責任を負わせるのはあまりに酷だ。
 俊足の俊介のことだ。盗塁は「行けたら行け」と常に「青信号」のはずだ。「走るな」という赤信号のサインはある。
 小差リードの8回だ。2死一塁。次の1点は非常に大きい。走っていいケースである。「行ける」と踏んで試みた二盗は間違ってはいない。
 また既に、金本の記録に、こだわりはなかったはずだ。金本は昨年4月18日、連続イニング出場を止める先発落ちを自ら申し出ている。野球はもともと、個人記録を争う競技ではない。チームの勝利のために個人がある。この前提を最も理解し、実践しているのが金本だ。今季も真弓監督が直接、金本と話し合い「勝利のための用兵」を確認している。金本も勝敗とは無縁の記録が話題となるのは本意ではなかろう。
 1998年7月10日から続くという偉大な記録に大いなる敬意を払いながら、あえて書いておきたい。いずれ訪れる日が来ただけだ。記録が止まってもいいではないか。
 ルー・ゲーリッグも衣笠祥雄もカル・リプケンも、鉄人たちは皆、連続出場の間、孤独と苦悩のなかにいた。彼らが偉大だったのは休んだ後も、変わらぬ姿勢でいたことだ。むろん、金本も同じだろう。(編集委員・内田雅也)
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好調、東北楽天 [プロ野球ニュース]

4勝1敗。まずまずの滑り出し。オープン戦は全く打てなかったが、プレシーズンマッチが当てにならなかった好例だな。
今は勢いだけだが、勢いが実力になっていく。

楽天・松井稼、連日の活躍でオリックスに連勝!
サンケイスポーツ 4月16日(土)17時1分配信
 (パ・リーグ、楽天2-1オリックス、2回戦、楽天2勝、16日、甲子園)楽天は先発の永井が7回1失点の好投、打っては松井稼が2打点と昨日に続く活躍を見せ、2-1とオリックスを下し連勝した。
 楽天・永井、オリックス・中山、両投手の好投で四回まで両チームとも無得点で進んだが、五回に試合が動いた。楽天はこの回、岩村と嶋が安打で出塁。続く中島は遊直に倒れたが、ダブルプレーをあせったオリックスの金子圭が二塁に悪送球、二死、二、三塁となった。ここで松井稼が左中間を破る適時二塁打を放ち、楽天が2点を先制した。
 オリックスは七回、先頭のT-岡田が今季第2号となる本塁打を放ち1点差としたが、反撃はそれだけだった。永井、片山、スパイアーの楽天投手陣を打ち崩せず、連敗を喫した。
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男、田中、気迫の完投勝利 [プロ野球ニュース]

欲を言えば、4連勝したかった。でも、上々のスタートと言える。あとは、この勢いを持続できるかどうか。連敗し始めた時に如何に最小限にとどめられるか。

マー君「東北のみなさんやりました!」甲子園で完投勝ち
デイリースポーツ 4月16日(土)9時37分配信
 「楽天3-2オリックス」(15日、甲子園)
 ゲームセットの瞬間、楽天・田中が、目いっぱい雄叫びを上げた。右手を握りしめ「よっしゃあぁー」。ホーム開幕戦。思い出のいっぱい詰まった甲子園で、2失点完投勝利。星野監督にウイニングボールを手渡した。
 いつもは虎戦士が上がるお立ち台。「何か変な感じがするんですけど」と照れ笑い。そして「高校野球では一塁ベンチで負けましたけど、今日は勝つことができました」とスタンドの笑いを誘った。06年、駒大苫小牧高3年夏の決勝再試合。一塁ベンチで早実・佑ちゃんに敗れた悔しさを、少しばかり晴らせた。
 甲子園は不思議と力を与えてくれる。「出来は全然。前半は受け身になった」と六回に一度は勝ち越しを許したが、「逆転してもらってスイッチが入った」。八回1死二塁で坂口から空振り三振。さらに代打伊藤には最速152キロをマーク。最後はフォークで空振り三振を奪うと、グラブをたたき絶叫した。
 「今年は特別な一年になる」。被災者に投球で元気を伝えることが今年の大きな目標だ。7日に仙台へ戻り、被災者の苦しみが分かった。自宅で就寝しようとした直後に震度6の余震を体験。電気、水道が止まり「被災者はこんな思いで暮らしてるのか」と絶句した。この日魅せた魂の投球。「東北のみなさん、やりました」。マー君が、勇気と笑顔を届けた。

田中入魂投げ抜いた 楽天、甲子園で主催初戦
河北新報 4月16日(土)6時13分配信
 東北楽天は田中の完投で主催開幕戦を白星で飾った。田中は変化球が切れ、無四球と制球が良かった。四、六回にいずれもT―岡田に適時打を許したが、最少失点で切り抜け援護を呼び込んだ。
 打線は一回、先頭松井稼の右中間本塁打で先制。六回、1―2と逆転された直後に山崎の右中間三塁打で追い付くと、1死後に岩村の中犠飛で勝ち越した。オリックスは先発の朴賛浩が粘りきれなかった。

◎「東北の皆さん、やりました」
 「東北の皆さん、やりました」。甲子園のお立ち台で、誇らしげに胸を張った。田中が110球の力投で今季初勝利をもぎ取った。
 一~三回こそ3人ずつで片付けたものの、球に本来の勢いがない。「投球フォームのバランスがすべて狂っていた。どうやって修正しようかということばかり頭にあった」。マウンド上で考え込むばかり。打者に対して気持ちが向かっていなかったという。
 悪い予感は四回に現実のものとなる。1―0のこの回、2死二塁からT-岡田に力で右前に運ばれ同点に追い付かれると、六回にも再びT―岡田に適時打を浴びて勝ち越しを許した。
 すべてを変えたのは打線の奮起だ。直後の攻撃、三塁打に本塁へのタッチアップと力走する山崎の姿をベンチから見つめて「気持ちのスイッチが入った」。八回には1死二塁のピンチを迎えたが、坂口、伊藤には、この日最速の152キロを含む力のある直球で押し、連続三振に。「攻める気持ちを取り戻すことができた」。本来の闘争心がよみがえった。
 「甲子園という生まれ故郷で開幕を迎えてくれ」。星野監督にそう託されたマウンド。試合後は、約束通りウイニングボールを手渡した。(安住健郎)

楽天・マー君2失点完投!甲子園で今季初勝利
サンケイスポーツ 4月15日(金)20時37分配信
 (パ・リーグ、楽天3-2オリックス、1回戦、楽天1勝、15日、甲子園)楽天先発の田中が7安打2失点完投で、今季初勝利を挙げた。打線は松井稼の先頭弾を含む4打数3安打、岩村も勝ち越し犠飛など元メジャーコンビが田中を援護した。
 やはり、この男は“初”につけては、何かを持っている。一回、先頭の松井稼が主催初試合の初打席で朴賛浩(パク・チャンホ)の内角直球をとらえた打球は、グングン伸びて楽天ファンが待つ、右中間席に飛び込んだ。
 「ちょっと内寄りかな。うまく、体が反応してくれた。まさか、入るとは思わんかったよ」。
 元大リーガーらしく、ベンチに帰ると興奮して思わず「ワオッ!!」。これが、日本では2003年10月4日のロッテ戦(千葉マリン)で小林宏(現阪神)から放って以来、実に7年6カ月ぶりのアーチだ。
 西武から米大リーグに挑戦した、04年に米球界でも史上初の開幕戦新人初打席初球本塁打を記録し、翌05年の開幕戦でも初打席で本塁打。さらに06年のメジャー昇格初打席では、日本人初のランニング本塁打。3年連続シーズン初打席本塁打を達成した、日本を代表する“初モノ男”だ。
 俊足の新リードオフマンに刺激されたのは、42歳の山崎。1点を追いかける六回一死一塁から右中間フェンス直撃の大飛球を打ち上げると、体重100キロの巨体を揺らして三塁まで激走。プロ25年間で13本目の三塁打を記録した。
 さらにベテランは、一死三塁の場面で岩村が打ち上げた定位置より浅めの中飛にタッチアップ。ヘトヘトになりながら、本塁へ生還だ。大粒の汗を流しながら、「手応えはあったけど入らんかった。自分の中では、ホームランと思ったんだけど、力が足りなかったのかな」とおどけてみせた。
 決して足が速くない主砲の勇猛果敢な走塁で一気に勝ち越し。駒大苫小牧高時代から思い出の詰まった甲子園のマウンドに上がった先発の田中を、強力に援護した。
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東北魂を胸に [プロ野球ニュース]

おお、楽天、2連勝。
まず3連勝と行きたいね。東北魂を持って、いざ優勝へ。東北の皆もそれを待っている。

今日の予告先発は、青山のようだね。昨シーズンはセットアッパーでの起用が多かった。先発登板を試して、様子を見る感じだろうか。彼には、セットアッパー等の方が向いている気がするが。

北海道日本ハム戦に、田中をぶつけるのだろう。
又、昨日先発して好投したラズナーは、2年続けて、楽天ファンを裏切り続け、怒らせ続けた訳だから、今年は貯金10作らないと命がないと思って欲しいね(笑)。

あと、新人の美馬がまずまずの投球だったのも収穫だね。
ダイジェスト映像で見たが、ツボに入った時の山崎の当たりは、年齢を感じさせない当たりだった。やはり、あのベテランが気分良く活躍したら、楽天は良い流れだと思う。
4月でスタートダッシュをして、岩隈、田中、永井、もう一人あたりの先発が好投し、新加入の岩村と松井が打つ。
ストッパーが決まっていないのが、不安ではあるが、そういう展開に東北魂が加われば、優勝の可能性もゼロではない。

楽天が開幕連勝!山崎の今季1号で決める
サンケイスポーツ 4月13日(水)16時22分配信
 (パ・リーグ、ロッテ1-5楽天、2回戦、楽天2勝、13日、QVC)楽天が開幕連勝を飾った。七回に4番・山崎が今季1号3ランを放ち、試合を決めた。先発のラズナーは、6回を4安打2失点に抑える好投で今季初勝利。八回にはルーキー・美馬がプロ初登板し、1回を1安打無失点に抑えた。
 楽天は、前日に続き七回に試合を決定付ける一発が出た。松井稼が安打で出塁すると、聖沢の犠打は相手のミスを誘うなどして一死二、三塁に。鉄平は空振り三振に倒れたが、山崎が4番の仕事を果たした。ロッテ3番手・伊藤の真ん中に甘く入ったスライダーを振り抜くと、打球は前日の嶋の本塁打と同じような、楽天ファンの待つ左翼席に着弾した。
 プロ3年目の91年から21年連続で本塁打を放った山崎は「あそこはなんとか打ちたいと思っていました」とコメント。「多くの被災者の方々に勇気を与えたいと思っています」と被災した地元仙台のファンにエールを送った。
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