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いつまで続く、飢餓の道 [国際諜報機関のプロファイル]

国民の多くが、軍を含む政府機関に自分や家族が所属しており、何らかの特権や利得を享受できる」という構造であれば、その階級から、変革は起こりえない。

やはり、あの国を潰すには、海外からの援助をストップするに限る。
まあ、韓国は、北朝鮮との共倒れを嫌がり、北朝鮮に物資を送るだろうがね。それに、日本が同調する必要はないでしょ。

<北朝鮮>「世襲」体制本格化 統制緩み「矛盾」深刻
毎日新聞 9月30日(木)0時25分配信
 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者である三男正銀(ジョンウン)氏は28日の朝鮮労働党代表者会と中央委総会で、党中央軍事委副委員長に選出された。党でも要職に就いたことで後継体制作りは本格化した。だが、国際的孤立を深めて経済危機から抜け出せない一方で、現在の北朝鮮には、中国や韓国から情報とモノがかつてない勢いで流入しており、社会統制は緩み始めている。権力継承でも軍を重視する「先軍政治」路線を変えない金総書記の姿勢は、深刻な矛盾にぶつかりつつあるようだ。【北京・米村耕一】
 「(北朝鮮)崩壊論というのは、米国が揺さぶりをかけるために流布している物語に過ぎない」。
 北京で記者に会った北朝鮮当局者は、自信を持った声音で語った。しかし、北朝鮮の経済危機は、この当局者自身が「庶民のつらさは形容できない」と打ち明けるほど。中国の事情を知る経済人からは「このままでは本当に国がなくなってしまう」と心配する声も出るが、庶民の不満が爆発して社会不安が起きたりする兆しは今のところ伝えられていない。
 中朝間を往来する北朝鮮の貿易関係者は「人口2400万人のうち、本当に苦しんでいるのは多くても700万~800万人。だから変革を求める声が高まらないのだ」と話す。国民の多くが、軍を含む政府機関に自分や家族が所属しており、何らかの特権や利得を享受できるのだという。
 金総書記が軍を最優先する「先軍政治」を続けるのも、主眼は、軍を体制側に引き留めておくことにある。武力を持つ軍を味方にしておけば安泰だという保身術だ。
 ただ、90年代後半に経済危機に陥って以降、国内で調達できない食糧や日常消費品の供給地である中国との往来は爆発的に増えた。韓国に渡った脱北者が運営する北朝鮮向けラジオ局はひそかに聴取者を増やし、北朝鮮の富裕層の間では韓国ドラマのDVDまで出回っている。情報の流入は既に、一部の人々の考え方に大きな影響を与えるようになった。
 毎日新聞は、平壌市内で最近撮影された映像を入手した。建物の内側と見られる壁面に「金正日独裁体制を打倒しよう。人権なき社会では闘争だけが生きる道だ」と書かれたスローガンを映したものだ。韓国のラジオ放送を聴いている平壌在住の男性が、国際社会に窮状を訴えようと壁に書いて自ら撮影し、中朝国境を行き来する知人に託したという。
 北朝鮮指導部も、こうした国民の不満に気づいていないわけではないようだ。金総書記は、正銀氏への権力継承でも軍を重視する一方、国民生活の向上を今年の政策目標に掲げるとともに「2012年に強盛大国の大門を開く」と宣伝して国民の期待をつなぎとめている。北朝鮮南部から来た女性は、生活の苦しさを訴えながらも「強盛大国には期待している。それ以外に希望を持ちようがないから」と語った。
 だが、先軍政治を続ける限り、対外関係の改善が必須の経済立て直しの実現は難しい。12年までは、あと2年しか残っていない。
タグ:北朝鮮
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