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現実味を帯びてきたガンバ大阪の降格 [サッカーダイジェスト]

日本屈指の名門クラブのJ2降格が現実味を帯びてきた。
事の発端は、長年チームを率いてきた西野朗氏の契約を解除したは良いが、次期監督の選択に失敗したことだ。
西野氏の後釜には、日本サッカーに多少馴染みがある呂比須ワグナー氏を監督にしようとしたが、呂比須氏に監督ライセンスが交付されず、監督ライセンスを持っていたセホーン氏を急遽監督に据え、呂比須氏をヘッドコーチとした。
この人事が、大失敗だった。
まず、監督のセホーン氏とヘッドコーチの呂比須氏の二元体制となって、選手達が混乱し始めた。
次に、セホーン氏と呂比須氏のいずれも、前監督が構築したガンバのサッカーイズムを理解しておらず、ガンバのサッカーシステムが一気に瓦解した。
第三に、ガンバのサッカーシステムが瓦解したにもかかわらず、新たなサッカーシステムを構築するだけの指導力をセホーン氏と呂比須氏が持っていなかった。

ガンバのフロントが、セホーン氏と呂比須氏を解雇し、コーチの松波正信を監督に就任させた。
松波氏は、西野氏の元でコーチ経験があった為、西野氏がやっていたサッカーをガンバ大阪に再度持ち込もうとし、多少チームを好転させてはいる。ただし、ガンバの選手間の混乱は今も尾を引いていると小生は見ている。順位が上がらないことが、それを示しているのではないか。

リーグ最多の得点をあげていながら、失点数は、コンサドーレ札幌に次いで悪い。
元々、失点の多いチームではあったが、以前は、攻撃陣が得点を先に取り、追加点を取り、その後、追い上げられて、逃げ切るパターンで勝ち星を拾っていた。もしくは、先に失点しても、チームが、逆転するという気に満ちていて、逆襲できる力を有していた。
それが、今では、「先に失点し、焦って攻撃に出て、裏を取られて更に失点。終盤に点数をとっても届かず、勝ち点を拾えない」試合が多い気がする。

【G大阪】ドロー降格圏抜け出せず/J1
日刊スポーツ 9月29日(土)20時32分配信
<J1:G大阪2-2鹿島>◇第27節◇29日◇万博
 G大阪が降格圏脱出を逃した。ホームにもかかわらず、前半9分にあっさりと先制点を献上。一時はFWレアンドロのゴールで同点に追いついたものの、同38分にはGK藤ケ谷の簡単なファンブルから、痛恨の勝ち越し点を与えてしまった。敗戦濃厚の後半ロスタイムに、レアンドロが辛うじて同点弾を決めたものの、ホームで喜べない引き分け。勝てばJ2降格圏を脱出していたが、16位で変わらず。
 松波監督は「前半は、なかなかリズムがでなかった。それでも最後まで諦めずに攻めてくれた」と話したものの、強豪がいつまでも下位に低迷したままだ。日本代表MF遠藤が「ポジティブにとらえたい」とあえて前向きに話す姿が、痛々しかった。
タグ:サッカー
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