SSブログ

加地伸行氏の意見 [政治や歴史の話]

この人の文章も結構好き。
本も何冊か持っている。

目標を失い漂流する朝日 立命館大フェロー・加地伸行
産経新聞 2014年10月19日
 9月11日、吉田調書の報道等に朝日新聞社長が形ばかりの謝罪をした。詳細はすでに報道されている。
 その翌日、様々なコメントが出ていたが、最も印象的だったのは、石破茂地方創生担当相がBS放送で語ったという皮肉である。同日付産経新聞に依れば、朝日の記者は「どれほどの国語能力を持っていたのか。どう見ても読み誤りようがない。朝日の入社試験を受けたことがないから知らないが、相当の国語能力がないと採用されないのではないか」と。
 記事の見出しは「朝日記者の国語能力疑問」。その朝日新聞が「語彙・読解力検定」なる国語試験を営業しているのであるから、これはもうブラックジョーク。

 ならば、次回に次のような出題にしてはどうか。
 次の項目から、最も罪深いものを1つ選びなさい。
 (1)従軍慰安婦 (2)従軍看護婦 (3)従軍漫才師 (4)従軍記者。
 正解は、勿論(4)である。かつて毎日新聞(前身)の従軍記者は、2人の日本軍将校の中国での百人斬り競争という、ありえない記事を書いた。そのため、敗戦後、2人は裁判とは言えない裁判で死刑となった。
 そうした記事の責任など、どこ吹く風、戦後、この記者は中国の保護を受けて暮らした。

 さて、謝罪後の朝日新聞、今後その体質は変わるのか。断言しておこう、「変わらない」と。
 何故か。その訳を言おう。
 話は約60年前、私の大学生時代に遡る。当時、日本を社会主義(あわよくば共産主義)国家にしようという大きな思想的潮流があった。それもやや現実味を帯びて。
 大学では、学問や研究をするのはその為と思い込んでいた教師や学生が多かった。社会にもまた同様の集団が多く存在し活動していた。
 当然、社会主義や共産主義の支持者が多かった新聞社は保守政権批判を第一とした。
 新聞の言論は、公平性が第一などと言っている人がいるが、カマトトもいいところ。まずは既に一定の思想的立場があり、日本は、彼らの祖国「ソ連(当時)」の植民地になることを目的としていた。全てはソ連の下に。
 ところが、そのソ連が崩壊したため、目標を失ってしまった。だが、長年かけてできた保守政権批判等の体質は、そう簡単に変えられるものではない。相変わらず批判という不遜な安住をし、今日に至っている。
 とにかく、保守政権の悪口を言っておれば「高度の批判」風に見せかけることができ、一丁上がり。日本を社会主義国家へという目標を失い、漂流しているのが朝日の現状である。その為、捏造だって何だって平気という荒廃となった。そういう社風の体質は変えようがない。
 中国は古代、鐘を盗んだ男が逃げていたが、大きくて重い。そこで砕いてまとめようとして鐘を割ったところ、大音響(大嘘の報道)。それを他人が聞いて「鐘を奪いに来るかも」と心配して、「(自分の)その耳を掩(おお)えり(『呂氏春秋』自知)」と。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

水泳褒められて伸びる子 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。