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違いの分かる男 [「シリーズ」日本人よ、何処へ行く]

アルピニスト、野口健は、今こんなことをしている。
小生も、彼の著書を2冊持っている。

小生が、野口健を知ったのは、「ネスカフェ・ゴールドブレンド」のCMだった。
確か、野口がエベレストで拾ってきた、凍ったニンジンを手に取り、「どうして、エベレストに、ニンジンを捨てると土に戻らないのか。それは、エベレストでは、温度が低すぎ、有機物を分解する微生物が活動できない。だから、捨てちゃいけないんだよ」と語るようなCMだった。

その時は、「胡散臭い、環境保護マニアか」と思っていたが、その認識が間違いであったことに気付いたのは、そのもう少し後だった。

野口健は、非常に愛国者なのだ。通常、環境保護論者には、環境をダシに、胡散臭い仕事をしている連中が多い、というか殆ど。だが、野口健は、彼らとは異質だった。

野口健の本に、こういう一節がある。

「僕の愛国心に火がついた。混血であろうと、いや混血であるがゆえに、僕は人一倍日本への愛国心が強い。愛国心などと言うと右翼じゃないかと思う人もいるだろうが、自分の国を愛してどこが悪いのか。自分の国に誇りを持てないことほど不幸なことはない。世界に胸を張れる日本にしたい」(『100万回のコンチクショー』まえがきより)。

野口健の熱い思いが伝わる著書が何冊か出ているので、興味がある方は、書店へどうぞ。

旧日本兵遺骨収集の支援訴え=登山家野口健さん-4年前、ヒマラヤで決意
9月6日14時10分配信 時事通信
 エベレストの清掃活動などで知られる登山家野口健さん(36)が、フィリピン各地に眠る旧日本軍の戦没者の遺骨収集に取り組んでいる。理事を務める特定非営利活動法人「空援隊」は、8月だけで1555人分、これまでに計約4800人分の遺骨を帰国させた。野口さんは「日本人全体の問題。遺骨が依然残されていることをみんなに伝えたい」と話している。
 「戦争を知らない世代」の野口さんが、遺骨収集を始めるきっかけとなったのは2005年のヒマラヤ登山。悪天候でテントに閉じ込められ、死を感じた時、「自分は好きで来た山でも死にたくない。戦争で行かされた先で亡くなるのはどれだけ無念だったか」と思い、生還したら取り組もうと決意したという。
 厚生労働省によると、海外で戦死した日本兵のうち、半数近い115万人の遺骨はいまだ発見されていない。フィリピンには、この約3分の1に当たる40万人弱の遺骨があるとみられている。
 関係者の高齢化などで遺族会や戦友会の収集活動は年数十体程度にとどまっているが、空援隊はフィリピンに事務所を開設、現地スタッフが地元住民から集めた情報を基に捜索し、実績を重ねている。さらに2万体以上回収できる見通しはあるというが、課題は予算。国の委託金や寄付金だけでは、せっかく収集しても日本に運ぶめどが立たないという。
 「ムーブメントを起こし、支援を増やしたい」と野口さん。「富士山やエベレストの清掃も当初は冷ややかな反応しかなかったが、次第に支持され、大きな流れになった。今回もきっと理解を得られるはず」と期待している。
タグ:野口健
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