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野口健関連記事 [「シリーズ」日本人よ、何処へ行く]

亡国マスコミの毎日新聞も、稀に良い記事書くのね。
結構、結構。

<野口健さん>海外戦没者の遺骨収集 比で活動開始(毎日新聞)
 アルピニストの野口健さん(35)がNPO法人の一員として、海外戦没者の遺骨収集を始めた。17日からは太平洋戦争の激戦地だったフィリピンのレイテ島で活動し、25日に帰国する。海外戦没者約240万人。約115万柱もの遺骨が今も海外に眠る。野口さんは「国家の犠牲になった人たちの遺骨を野ざらしにはできない」と訴える。
 7大陸最高峰への世界最年少登頂記録を樹立し、清掃登山などの環境活動で知られる野口さんが、遺骨収集を思い立ったのは4年前。ヒマラヤの8000メートル級の「シシャパンマ」山頂近くで遭難しかけた時だった。
 猛吹雪の中で酸素ボンベが残り少なくなり、テントの裏地に遺書をつづった。死の恐怖に直面した時、旧日本軍の参謀だった祖父から、たびたび聞かされていた海外の戦没者のことが頭に浮かんだ。祖父はビルマ(ミャンマー)で部下が次々に飢えやマラリアで倒れ、死んでいくのを目の当たりにしたという。
 「自分の意思とかかわりなく戦地へ送られ、犠牲になった人の無念さは計り知れない」。衛星電話で「無事に下山できたら遺骨収集を始める」とスタッフに伝えた。
 フィリピンで遺骨の調査・収集を続ける京都市のNPO法人「空援隊」(杉若恵亮理事長)に理事として加わった。昨年3月と10月、フィリピンのセブ島とレイテ島の洞窟(どうくつ)では、骨片が足の踏み場もないほど散乱していた。
 遺骨調査・収集は厚生労働省が主導し、戦友会や遺族会、NPOなどの民間団体が担ってきたが、持ち帰りには厚労省の許可が必要だ。約52万人が戦死したフィリピンでこれまでに収集できた遺骨は約13万柱に過ぎない。戦争当時を知る住民も減少し情報提供は年々少なくなり、厳格な手続きも壁となってきた。
 厚労省は昨年11月、フィリピンでの遺骨収集に限り、鑑定医のお墨付きがなくても、住民の証言だけで持ち帰れるよう手続きを緩和した。その結果、08年度の収集実績は既に800柱を超え、07年度の5倍に増えている。
 今回の調査・収集には野口さんら空援隊の6人が参加。「遺骨収集は国の事業」が厚労省の建前だが、空援隊は民間主導を訴え、フィリピン以外にも活動の場を広げたいと考えている。野口さんは「海外戦没者は国家の犠牲なのに帰国のハードルが高すぎる」と話している。【内橋寿明】[2009年3月21日13時57分]
 太平洋戦争の旧日本軍の遺骨収集に乗り出したアルピニストの野口健さん=東京都千代田区で2009年2月5日、梅田麻衣子撮影
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タグ:野口健
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コメント 2

コスモ牛丸

野口健、大ファンです。

彼はすばらしいですね。
by コスモ牛丸 (2009-09-08 12:49) 

占畑

>コスモさん
熱い男ですから、好感が持てますね。
行動する人ですから、言葉に裏付けがありますよね。
by 占畑 (2009-09-08 16:56) 

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