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親身のアドバイスでないのなら、発言するな [政治や歴史の話]

もう少し前に書くべきだったが、書き忘れないように。
数ヶ月前、ドイツのアバズレ(失礼!)が、日本に、歴史に関して説教してくれた。有難う!
でも、ギリシャから、36兆円の損害倍賞の話が持ち上がりました。
日本に説教する「優等生」のドイツのことですから、ちゃんと支払うんでしょうね。

ドイツが最近、日本を批判するのは、「ドイツが経済的に中国と親密な関係になりつつあること」、「たとえ中国が軍事的火遊びをしても、ドイツは地理的に無関係であること」、「中国のロビー活動で、ドイツに反日ムードが広がっていること」、「日本の慰安婦問題等が世界でフレームアップされればされる程、ドイツ人が過去に行った戦争犯罪のイメージが払拭されること」、この4つの理由が考えられる。
こういう理由で、日本に説教してくれるんだから、ドイツ人って、有難いね!

多分、売国奴の岡田氏の前で、したり顔で説教したんでしょう。
「日本は遅れてるザマス」とね。これに反論せず、「そうですなあ」と頷く岡田の売国奴ぶりも、二重丸です。
きっちり日本を馬鹿にしたんだったら、後から、訂正すんな、このビッチが。

最後に日本経済新聞の記事を珍しく引用した。
小生は、あまりあの新聞を評価はしていないのだが、この記事は比較的シャープだと思い、引用した。

記事内に、「昨秋から積もり積もった不信感を伝えようと爪を研いでいたドイツ」と言う部分があった。ここに違和感があった。「別に日頃ドイツをどうこう意識することなど、普通の日本人はないよな。最近は、ドイツで、日本人のサッカー選手が活躍しているのが嬉しい」ぐらいしか思わなかったのだが。
勝手に日本に不信感を持つのは勝手だが、「ドイツは上手くやっているが、日本はなっていない」とか日本の野党関係者やメディアに言うのは、それ以前に深い信頼関係が合って、はじめて言えるセリフだよね。

思うに、ドイツは勘違いしていると思う。
「俺達は、歴史問題を解決した良い手本だ」。
そう彼らが思うのは勝手。上手くナチスに罪を被せたもんな。しかしながら、でかい態度で、日本を指弾するのは、如何なものか。

「歴史問題を政治利用したものは、必ず、歴史問題で、報復される」。
ギリシャの賠償額は荒唐無稽なものだが、歴史問題を解決した手本を自認するドイツのビッチに幾ばくかの冷水となれば幸いである。

日本が『右傾化』したと見るドイツ国内の雰囲気が背中を押した」とあるが、日本が右傾化しているは、間違いなく事実である。やっと戦後の悪しき因襲(=サヨクウイルス)を駆除しつつある。
これを右傾化と言うのなら、どうぞご自由に。

日中韓の争いを本当に心配しているという事情もある。『東アジアでは軍事衝突のリスクがあると思っている』。そう語るドイツの政治家は少なくない。和平をもたらしたいという純粋な気持ちから日本にも口を出した」そうだが、大きなお世話だと言いたい。
アジアの軍事リスクを高めているのは、今、ドイツが一番親交を深めつつある某国ではないのか。
和平を壊そうとする本体とズブズブの関係の君が、アジアの平和に何が言えるのかい。

今度、ドイツ関係の本でも購入してみようかな。

引用開始
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独首相、慰安婦問題「きちんと解決した方がいい」 民主・岡田代表との会談で
産経新聞 2015.3.10 13:07
 ドイツのメルケル首相は10日、都内のホテルで民主党の岡田克也代表と会談した。メルケル氏は自ら慰安婦問題を取り上げ「慰安婦の問題などは、きちんと解決した方が良い。和解をすることが重要だ」と語った。会談後、岡田氏らが党本部で記者団に明らかにした。
 外相経験者の岡田氏は会談で「日本は中国や韓国との和解が成し遂げられたとは言えない。過去の総括が出来ていないからだ」と述べた。その上で、「ドイツの場合はナチスの犯罪として比較的、過去に向かいあうことが日本よりやりやすかったのではないか」と尋ねた。
 岡田氏や近藤洋介役員室長によると、メルケル氏は、「過去に完全に決着をつけるのは不可能だ。常に過去と向き合っていかなければならない」と強調。また、「若者達が自分達を見つめなおし、ナチスがやったことについて自分の頭で考えた」とも説明したという。

メルケル「和解」発言 民主・岡田氏は「紛れもない事実」と反論
産経新聞 2015.3.13 20:02
 メルケル独首相が民主党の岡田克也代表との会談で「(日韓関係は)和解が重要」と発言したことを独政府が「事実はない」と否定したことを受け、岡田氏は13日、「(メルケル氏から)問題を解決した方がよいという話があった。「私もかなり丸めて言っているが、(メルケル氏が)慰安婦問題を取り上げたことは紛れもない事実だ」と述べた。国会内で記者団に語った。会談内容を独政府と岡田氏がそれぞれ否定する異常事態となった。
 岡田氏によると、独政府は民主党に「何も言ってきていない」という。
 岡田氏は「和解が重要」発言について「(メルケル氏が)一般論としてドイツの話を説明していく中で日本についても言及した。そういう説明をしたということは、日本のことについて当然念頭に置いて発言しているということだ」と説明した。
 メルケル氏の発言をめぐっては、菅義偉官房長官は13日の記者会見で、独政府から「メルケル首相は岡田氏との間で過去の問題について日本政府がどうすべきかとかいうような発言を行った事実はない」という指摘を受けたことを明らかにした。
 会談は10日に行われ、会談後に岡田氏や同席した民主党議員が記者団に会談内容を説明した。

【編集日誌】ギリシャとあの国
産経新聞 2015.4.9 07:23
 ドイツは先の戦争を深く反省し、しっかり賠償したので近隣諸国と和解できた、という俗説があります。それにひきかえ日本は、というのが隣国やわが国左派系知識人の口癖ですが、果たしてそうでしょうか。
 ギリシャ政府は、ナチス・ドイツによる第二次大戦中の占領で36兆円の損害を受けた、としてドイツ政府に巨額の賠償を要求しようとしています。
 敗戦直後、東西に分断されたドイツは、ギリシャを含む欧州各国などと講和条約を結べませんでした。その間隙をつこうとしているようですが、ドイツは「賠償問題は法的にも政治的にも解決した問題だ」とにべもありません。
 どちらに理があるかは一目瞭然ですが、同じような難癖をつけている国がありますね。まるでギリシャ人のようだ、と彼らに言えばきっと喜ぶでしょう。(編集長 乾正人)

メルケル独首相が訪日で犯した3つの過ち
ベルリン支局 赤川省吾
日本経済新聞 2015/3/18 7:00
 7年ぶりに訪日したドイツのメルケル首相は、歴史認識やエネルギー政策で安倍政権に次々と注文を付けた。昨秋から積もり積もった不信感を伝えようと爪を研いでいたドイツ。だが信頼関係もないのに、いきなり本題を突きつけるというドイツ流を押し通したことで、日独関係には大きなしこりが残った。ただ視点を変えれば、たまっていた悪材料が出尽くしたとも言える。瀬戸際の日独関係を修復するには双方が努力するしかない。

従軍慰安婦問題で安倍政権牽制
 9日の首脳会談後の記者会見だった。「アドバイスするために訪日したのではないが、ドイツがやってきたことは話せる」。日中韓が歴史認識で争っていることについて問われたメルケル首相は、どのようにドイツが「過去への謝罪」に取り組んだのかを安倍晋三首相の前で語り始めた。「アドバイスではない」と前置きしたものの、誰に何を求めているのかは明らかだった。
 久しぶりの訪日というのに、わざわざ歴史認識に言及したのは何故か。
 日本が「右傾化」したと見るドイツ国内の雰囲気が背中を押した。メルケル首相の訪日を伝える公共放送ARDは看板番組の夜のニュースで安倍政権を「右派保守主義」と表現した。極右ではないが、国粋主義的な色彩がある時に使われる言葉だ。こうした政治思想は「国家保守主義」とも呼ばれ、ドイツでは第2次大戦前に活躍し、ナチスの政権掌握に手を貸した右派政党の「ドイツ国家人民党」がこれにあたる。日本でいえば、NHKの夜の7時のニュース番組で、そうした右派政党と安倍首相が率いる自民党を一括りにするほど風当たりは強い。
 日中韓の争いを本当に心配しているという事情もある。「東アジアでは軍事衝突のリスクがあると思っている」。そう語るドイツの政治家は少なくない。和平をもたらしたいという純粋な気持ちから日本にも口を出した。外交政策に自信を持つようになったドイツは、イランやイラクなどの中東和平にも積極的に関わっている。
 最もドイツは安倍政権の発足当初から歴史認識を問題視していた訳ではない。むしろ関心が高かったのはアベノミクスの方だった。当時は日本の財政赤字が膨らみ、世界の金融市場が混乱するという危惧があった。その証拠に2014年4月のベルリンでの日独首脳会談では、歴史認識には殆ど焦点が当たらず、アベノミクスの進捗状況に注目が集まった。
 空気が変わったのは昨秋のことだった。従軍慰安婦問題を巡って日韓が争っている所に、自民党が朝日新聞社を厳しく追及したことがドイツに伝わり、日本への不信感に拍車がかかった。「報道の自由が抑圧されている」。独政府・与党の取材先は異口同音に語った。
 そこでドイツは異例の決断を下す。自ら従軍慰安婦問題の火の粉の中に飛び込み、安倍政権を牽制することにした。敢えて朝日新聞社で講演したメルケル首相は「(政府は)様々な意見に耳を傾けなければならないと思う」と発言した。「日本に対する警告」(シュピーゲル誌)と独メディアも伝えた。
 ドイツ国内では訪日は成功したように映る。メルケル首相は歴史認識と脱原発について繰り返し触れた。安倍政権は周辺国と仲違いし、「民意を踏みにじって原発を再稼働しようとしている」(独紙フランクフルター・アルゲマイネ)というのがドイツの共通認識。そんな安倍政権をけん制したことをドイツメディアは好意的に報じ、留飲を下げた。
 だが、せっかくの訪日だったにも関わらず、日独友好は遠のいた。独政府筋は「日本とドイツは価値観を共有し、民間レベルの交流も盛んだ。だからこそ本音をぶつけても大丈夫」と言うが、本当にそうだろうか。

「友好」と「批判」のバランスを欠く
 今回の訪日でドイツでは日独の疎遠さだけがあぶり出され、日本のイメージが更に悪化した。筆者は幼少時代の1970年代にドイツに渡り、それから40年近くにわたって日独を行き来しながら両国の関係を追ってきたが、日本への冷たい視線を今ほど肌に感じたことはない。11日、出張先からベルリンに戻る機中でたまたま隣り合わせになったドイツ人の大学講師は初対面だったにも関わらず、日本を面罵してきた。「男性優先の日本では女性の地位が著しく低く、吐き気がする」。連日のように報じられる日本批判を読んでいれば、そう考えるのも無理はない。こうした状況に対する危機感は、今の独政府にはない。
 原因は日独の双方にある。日本がドイツとの意思疎通を怠っている間に、ドイツでは安倍政権の財政・金融政策やエネルギー問題、それに歴史認識への不満がマグマのように溜まった。今では北部欧州の多くの国がドイツに同調する。オーストリア政府筋は「対日関係が悪くなるから表だって言いたくないが、ドイツの批判は理にかなっている」と言う。成長力を取り戻すのに役立った構造改革や財政再建のやり方、それに戦後70年にわたる「過去への謝罪」などドイツの経験から日本が学べることは確かに多い。
 その一方でドイツも3つの過ちを犯した。
 一つはメルケル首相の訪日日程で「友好」と「批判」のバランスを欠いたこと。学識経験者らと脱原発を議論し、朝日新聞社を訪れ、首脳会談で歴史認識に言及した。民主党の岡田克也代表とも会った。対日批判が漏れやすい予定が多く組み込まれた一方で、「友好」のシンボルと呼べるのはせいぜいドイツ系企業の工場や二足歩行ロボット「アシモ」の視察などにとどまった。
 今の日独は共通の話題を見つけるのがやっとの状況。国際会議で同席した際、メルケル首相がアベノミクスの先行きについて安倍首相を質問攻めにしたこともあったという。そんな薄氷の関係だったにも関わらず、「友好」というつっかい棒を用意せず、多くの「批判」を氷の上に載せた。認識が甘かったと言わざるを得ない。
 友好関係も築けていないのに「主張を伝える」という欧州流の外交に拘ったことが2つめの誤りだ。ドイツは日本を名指しして批判するのを避ければ、歴史認識に言及しても波紋を広げることはないだろうと高をくくっていた。ドイツなりに配慮し、「礼儀正しく批判した」(南ドイツ新聞)つもりだった。それゆえメルケル発言に日本が敏感に反応すると独政府は戸惑った。在日大使館ですら日本を知り尽くした知日派が細り、日本の実情にあわせた微妙な匙加減ができない。
 外交日程を見ても日本の国民感情が分かっていない。英国のウィリアム王子は東日本大震災の被災地を訪れ、好印象を残した。だがメルケル首相は9~10日に東京周辺のみを訪れ、震災から4年となる3月11日を目前にして離日した。「日程が詰まっていて被災地訪問は無理だった」と独政府筋は釈明するが、帰国を半日ずらして犠牲者に黙祷を捧げる姿を見せたならばドイツへの印象は変わっていただろう。大きなチャンスを逃した。
 だがなんと言っても最大のミスは、準備万端ではないのに歴史認識に触れたことだった。

日独の立場の違いがようやく明確に
 それはメルケル首相と民主党の岡田代表との懇談からもにじみ出る。「きちんと解決した方がいい。日韓は価値を共有しているので和解をすることが重要だ」。岡田代表は従軍慰安婦問題についてメルケル首相が、そう口にしたと語った。だが日本の国内外での論争に巻き込まれかねないと分かった途端ドイツ政府は慌てた。「そんなことは言ってない」(ザイベルト報道官)と火消しに回り、岡田氏は梯子を外された形になった。どこまで具体的に踏み込んだかは別として、昨秋からの独政府の空気を読めば歴史認識に触れた可能性は高いと言わざるを得ない。歴史認識に少しでも言及すれば日本で与野党の駆け引きに利用されたり、日中韓の争いの火に油を注いだりするのは分かりきっていたが、毅然とした態度を貫く勇気も覚悟もドイツにはなかった。
 専門知識を持つ人材を重用し、緻密に計算をした上で大胆な一歩を踏み出すというのがドイツ外交の特徴だった筈だ。東部ウクライナの停戦仲介では、ドイツは専門家を集めて対策を練り、首脳レベルだけでなく、閣僚・次官級でも折衝を重ねた。ロシアとウクライナの双方を様々なルートで粘り強く説得した。だが訪日では準備不足の感が拭えない。歴史認識の解決をドイツが本当に後押ししたいなら、官民に散っている知日派を結集した専門チームを立ち上げ、ドイツなりにビジョンを描くぐらいの気概を持つべきだった。ドイツ自身がメルケル氏の発言の重みを自覚していなかったのではないか。
 冷え込んだ日独関係が修復されぬ内から、中途半端に歴史認識問題に口先介入したツケは重い。6月に主要7カ国(G7)の首脳会議のために安倍首相が訪独、来年には日本でのG7会議のためにメルケル首相が再び訪日する。そのたびに歴史認識を話し合ったかどうかが焦点になり、日独関係の重荷になる。
 もっとも前進したことは一つだけある。独日の立場の違いがようやく明確になった。これまでは、それすら日本では認識されていなかった。日本がドイツの意見に真摯に耳を傾ける一方で、ドイツも稚拙な対日外交を修正するのがあるべき姿。相互理解と歩み寄りで距離を縮めていくしかない。
タグ:政治
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