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安全保障関連法案、可決(2) [政治や歴史の話]

小生は、所謂ネット右翼であるし、アメリカ隷属主義者である。しかしながら、小生の足りない頭では、今後アメリカに頼らずに日本の安全保障が機能していくとはとても思えない。アメリカの軍事力が衰退したフィリピン等の状況が日本で起こらない保証が何処にあるのだろうか。小生が心配性なだけだろうか。

真の理想は、独力で国家の安全を守るべきである。そうすると、日米安保段階的廃止が筋だろう。しかしながら、そうなった段階で、またぞろ某国の意を汲んだ自衛隊軍縮論者が暗躍するのではないか。翻って、「日本が侵略されていないのは、結局、日本国内に米軍がいるからだ」という冷徹な現実がある以上、アメリカの意向にある意味従わざるをえないのではないか。これに批判する人間は、アメリカに全く頼らない安全保障プランを明示できる人間に限られる。

最近、アニメに尽力された某監督が批判を行っていたが、監督の都合でストーリーが動く程、現実は甘くない。もしかしたら、某国で自分のアニメの放映が出来なくなることを心配されたのかもしれない。

不思議なのは、軍事同盟を結んでいるアメリカを信用できないというだけで、日本が主体的にアメリカに信用されるようなアクションを起こすように、進言しないマスコミである。
又、軍事同盟を結んでいない東アジアの某国を何故無邪気に信用できるのか。小生の足りない頭に一番響いたのは、「いざという時に助けて貰う為に、アメリカが困っている時に助け船を出すのだ」という荒っぽい理論だった。

「アメリカが信用できない、信用できない」と言うが、アメリカ以上に頼もしく、信用に値する、軍事同盟を結ぶ価値のある国を実名を挙げて欲しい。まさか、アメリカの軍事的空白を突いて、フィリピン沖に人工島を建設した某国ではないよね。

日本はアメリカの属国であると、正しい指摘をした評論家は、副島隆彦氏が最初の方だと思う。属国は悲しいけれど覇権国の意向にある程度従わなければならない、という指摘は、冷徹な国際社会の現実を示している。属国は覇権国の意向を加味しながら、自国の独自色を出していかなければならない。勿論、アメリカの意を汲んで、安保法案を可決したからと言って、アメリカの完全なる下僕と化しては意味がない。日米地位協定も変えていかなければならない。日本周辺有事に関する米軍との連携も更に増す必要がある。米軍の軍事行動に参加する対価をきちんと支払って貰うことも重要だ。

アメリカ通の意見では、現状よりも、アメリカは東アジアでの軍事的プレゼンスを低下させると言う。結局、日本国憲法がどうこう言っている暇が果たしてあるのだろうか。
「アメリカ軍がアジアから居なくなりました。良かった、良かった。あれ、沖縄の離島が、某国の軍隊に占領されました。あれ、あれ」。

日本国憲法第九条が何の意味もない、単なる日本向けの立て看板に過ぎないと悟ってから、日本国憲法改憲の旗を振り始めるのだろうか。

某アニメ監督が言っていたが、「軍事力で某国は止められない」らしい。では、何で止めるのか。人間の鎖か。某国は、日本に核ミサイルを向けているらしい。やたら物騒だが、事実だから仕方がない。日本に向けられているのが、核ミサイルではなく、ロケット花火だったら、安保法案など要らず、小生もぬくぬくと生きていけるのですが。
又、日本の周辺国が、敵意など何もない、お釈迦様みたいな人々が住み給う国ならば、何の心配もいらないのですが。
何かと言えば、世界遺産登録を妨害したり、日本の領海侵犯を繰り返す卑劣漢が住み給う国が日本の周りには多うございます。そういう国々と仲良くするのも、一法ではありますが、それよりも、油断なく監視の眼を向け、牙を研いでおく方が、正しい大人の態度というものでありましょう。

宮崎駿氏、辺野古移設で訴え 「県民の願いは基地撤去」
2015/07/13 12:47 【共同通信】
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐる問題で、反対する市民運動を支援している「辺野古基金」の共同代表を務めるアニメ映画監督の宮崎駿氏が13日、外国特派員協会所属の記者と会見し「多くの沖縄県民が基地を撤去したいと願っている」と訴えた。
 同協会が、会見の様子をホームページで公開。宮崎氏は、東京都小金井市のスタジオで「沖縄県民の半数以上が辺野古移設に反対している。永続的にあらゆることをしていく」と基金の活動について話した。
 国会で審議中の安全保障関連法案には「軍事力で中国を抑えることはできない」と指摘した。
タグ:政治
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