SSブログ

川島永嗣の真実(1) [サッカーダイジェスト]

元イタリア代表GKが川島のパフォーマンスを分析「技術的なミスは2つのみ」
SOCCER KING 7/25(水) 18:06配信
 称賛と非難、大手柄と大失敗、天国と地獄。ゴールキーパーとは、その狭間を常に漂い続ける何とも難儀な職業である。先日終了したロシア・ワールドカップにおいて、4試合フルタイムで日本代表のゴールマウスに立ち続けたエイジ・カワシマ(川島永嗣)もまた、自身が担う役割の難儀さを改めて痛感したGKの一人だったろう。
 今改めてそのプレーを見返してみると、確かに川島のポテンシャルを考慮に入れるなら、ベスト16に進出し、強国ベルギーを最後の最後まで苦しめた今回の日本代表を彼のプレーがもう少し助けられたのでは。そんな印象をどうしても持ってしまう。ただ、ミスを犯したのは彼だけではない。あのリオネル・メッシもクリスティアーノ・ロナウドも、それぞれ大事な場面でPKを外したではないか。フランスを20年ぶりの世界制覇に導いた名手ウーゴ・ロリスにしても、決勝戦という大舞台でクロアチアのマリオ・マンジュキッチに見事なアシスト(!?)を提供している。彼にとって幸運だったのは、あのミスが勝敗を分けるものではなかったことだ。もしあのミスで決勝戦の勝者と敗者が入れ替わっていたら。ロリスは一生、あのミスの悪夢から逃れらなくなっていたに違いない。

「GKのミスというのは元来目立つもの」(マルケジャーニ)
 川島のロシアでのプレーを分析するのに、私は2人の友人に助けを求めた。いずれも、世界で最も難儀な職業のひとつである代表GKの役を、「GK大国イタリア」という看板を背負いながら担ってきた人物たちである。一人目は、ルカ・マルケジャーニ。セリエAではラツィオ、キエーヴォなどでプレー。代表では、主にジャンルカ・パリュウカのサブとして、1992年から1996年まで通算9試合に出場している。現在は、テレビ解説者として独特な視点からの分析が視聴者に好評だ。
 そのマルケジャーニが言う。
今回のW杯において川島が見せた技術的なミスは、2つのみだと思う。一つ目は、コロンビア戦、フアン・キンテーロのグランダーのFKをゴールにしてしまったこと。二つ目は、セネガル戦の中途半端なパンチングによる失点だ」
「まず、コロンビア戦のケースから解説していきたいと思う。シュートは壁の下を通っている。弾道が見えにくくなっていたことには同情するが、キンテーロがシュートを打った瞬間、そのことも予想しながらもう少し早く始動するべきだった。また、その後の動きももう少し迅速にできたのではないかと思う。確かに不運な面もあったが、代表GKならやはり止めてほしいゴールではあった」
「次にセネガル戦での失点だが、キャッチにいくかパンチングにいくか。それはGKそれぞれの考え方だ。ただ、いずれにしろ川島はもう少しアグレッシブにボールに向かっていくべきだった。GKはエリアの中では守られている存在だ。たとえ、寄せてきていたサディオ・マネとの接触があったとしても、レフェリーは敵のファウルをとる可能性が高い。私なら、マネの動きが目に入っていたとしても、もっとずる賢くブロックを作るような形でキャッチ、あるいはパンチングにいく。それで衝突しても歩があるのはGKの方だ」
「GKのミスというのは元来目立つものだが、今大会の川島には好セーブも何本もあった。セネガル戦の38分のセーブ、あるいはベルギー戦で再三見せた好守備。彼が防いだ失点は決して少なくなかった」
タグ:サッカー
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。