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川島永嗣の真実(2) [サッカーダイジェスト]

「もしあそこでスーパーセーブが出ていたら」(アメ―リア)
 もう一人の論客、マルコ・アメーリアも、「川島がロシアで犯した決定的なミスは2つだけ」と言う。クラブではリヴォルノ、ミランなどでプレー。アッズーリでは、2005年~2009年まで活躍しキャップ数はマルケジャーニと同じ9。2006年ドイツW杯では、ジャンルイージ・ブッフォンの控えとしてイタリアの史上4度目の世界制覇を影でサポートした。彼もマルケジャーニ同様、現在は解説者として活躍している。
 アメーリアが付け加える。
ルカが挙げた2つに加えて、もう少し厳しく見るなら、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦、敵の追撃弾となったゴールへの対応で、もう少し何か出来たかなとは思う。最も、ヤン・フェルトンゲンのヘディングはゴールを狙って打たれたものではなかっただろう。とにかく中央に折り返し、誰かがそれを押し込んでくれたら良いという感じに見える。ただ、その時の永嗣のポジションを見ると決して理想的なものではない。一概に何処とは言い難いが、次のプレーを事前に読み、ポジションを変える。技術というより経験によって少しずつ培われていく能力だ。彼ほど国際経験の豊富なGKなら、あの場面でもう少しその能力を発揮して貰いたかった。もしあそこでスーパーセーブが出ていたら、ベルギーも精神的に追い込まれていっただろう。そういう意味では勝敗を分けたプレーの一つだったとも言える」

「高さがなければ『特別な武器』を常に進化させていく必要がある」
 世界の守護神の高身長化が進む中で、やはり日本のGKは高さでどうしても劣る部分がある。この「高さ不足」の側面について2人はどう考えているのだろうか。
 アメーリアの意見はこうだ。
「勿論、高さがある方が助かるよ。後は、手足の長さも。腕を広げた時、ゴールを覆うイメージが強くなれば、シュートを打つ敵へのプレッシャーも大きくなる。後は、単純に、コーナーやFK等のセットプレーの時は高さが大きな武器になる。もしそれがない場合は、俊敏さ、それからさっき言ったポジショニングセンスあるいは次のプレーを読む能力、そういった『特別な武器』を持ち、それらを常に進化させていく必要がある」
 マルケジャーニの意見はどうだろう。
「高さが役に立つこともある。ただ、必ずしもそうだと言い切れないのは、例えば低いボールへの対応などハンディキャップとなる部分も備えているからだ。私はGKの理想というのは、バランスだと思う。勿論、背が高く俊敏で足技に長けていたら、それに越したことはない訳だが
タグ:サッカー
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