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プロ棋士との対局 [父と僕の将棋]

最近、プロ棋士の方から、将棋を教わっている。

小学生から始めた将棋。なんだかんだで30年以上やってきた。日本将棋連盟から三段の免状は頂いているが、中身が伴っていないのが自分でも分かる。そこで、40歳になった今、遅まきながら、基本定跡とも言える駒落ち定跡を勉強している。小学生時代にも一度取り組んだが、あの時は殆どモノに出来なかった。頭が柔軟な子供ではもうないから、新たに駒落ち定跡を覚えるのは大変だが、プロ棋士との対局で少しは抵抗したいが為に頑張っている。
飛車と角行を外した二枚落ちという手合いでプロ棋士と数回対局しているが、中々勝てない。「二枚落ちで勝てればアマ初段、プロ棋士がほぼ全力で向かってきた二枚落ちに勝てれば、アマ二段程度」と良く言われる。まだ一勝しかしていないということは、小生の実力は大体その程度なのだろう。

今、小生の甥(小学生)が将棋を少しずつやっている。きっかけは、小生が妹の家(東京)に将棋の本と、盤駒を送ったことだった。するしないは甥の意思に委ね、とりあえずのきっかけを送ったのだ。そしたら、電話で、「ありがとう。将棋をやってみたい」という回答が甥から来た。

ただ、問題があり、妹も、妹の旦那さんも殆ど将棋を知らないということだった。
将棋に限らず、ボードゲームは、身近にそのボードゲームを理解し、適切なアドバイスが出来る人がいるのが望ましい。将棋や囲碁は、独習はかなり大変だと思う。ある程度の実力がついてしまえば、それも可能だろうが。
小生の場合、有段者の父(アマ三段)から手ほどきを受け、同級生と対局することで将棋を自分の趣味に出来た。将棋を趣味にしている人々は、大体このパターンだと思う。だから、甥の場合、妹の旦那さんが将棋を殆ど出来ないのが、少しネックだと感じていた。
幸い、夏休みの間は、小生の両親が妹の家に行くので、小生の父から手ほどきを受けている。又、近所の子供将棋教室にも、小生の母がいる間は連れて行っているようだ。両親が実家に帰った後が課題ではあるが。

父の話によれば、「玉将と金将だけの八枚落ちは、ほぼ卒業だろう。ただ、銀将を加えた六枚落ちでは、まだまだだな」ということだった。又、冬休みには、秋田に来て、小生と将棋を指したいそうだ。ふむふむ。
覚えたての甥に、厳しく向かうつもりもない。ただ、こちらが負けるにしても、参考になる差し回しをしたい。そういう思惑もある。小生が、プロ棋士に教えを請うている理由の一つなのだ。
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角交換振り飛車について [父と僕の将棋]

今、角交換四間飛車が、少ブームのようだね。
先手が6八玉と上がった瞬間に、後手から8八角成と角を交換して、先手に8八銀型を強要するのは、まさに「厳重な居飛車穴熊に組まれなければ、それで十分」という大局観だろう。
ただ、我々アマチュアとしては、早々に双方角を持ち合う展開は、駒組の制約が大きく、角の打ち込みに気を使う神経戦になりがちなので、中々指しこなせないかもしれない。

アマチュア的には、角道を止める四間飛車や三間飛車が、振り飛車の捌きの手筋が勉強になると思っている。振り飛車と舟囲いの戦いでは、美濃囲いの固さが活きるのだが、やはり、最大の難敵が居飛車穴熊である。
プロ的には、角道を止める四間飛車は、居飛車穴熊に組まれると苦しいようである。居飛車の大捌きを丁寧に受けながら、徐々に堅陣の居飛車穴熊を攻略していく必要がある。そういう訳で、角道を止める四間飛車は、ほぼ死滅状態になっている。
又、角道を止める三間飛車も、居飛車穴熊に組まれると苦しいので、小倉久史さんや中田功さんぐらいしか使う人がいない現状になっている。

できれば、「角道を止める振り飛車vs居飛穴以外の居飛車」限定の定期戦を『週刊将棋』あたりで企画して欲しい。
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森内名人、復位 [父と僕の将棋]

第2局の、羽生さんのミスが、結局最後まで響いたというのが、小生の感想である。

<将棋>森内が名人復位 3連敗後、羽生を破る 通算6期
毎日新聞 6月22日(水)21時26分配信
 甲府市の常磐ホテルで21日から行われた、第69期名人戦七番勝負第7局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)は22日午後9時17分、123手で挑戦者の森内俊之九段(40)=十八世名人資格者=が、羽生善治名人(40)=十九世名人資格者=に勝ち、4勝3敗で4期ぶり通算6期目の名人位を獲得した。3連勝3連敗後の1勝は名人戦史上初めて。残り時間は羽生3分、森内3分。
 25期ぶりに永世名人資格者同士の対戦となった今期七番勝負で、森内は名人へ2度目の返り咲きを果たした。通算6期は大山康晴十五世名人の18期、中原誠十六世名人の15期、木村義雄十四世名人の8期、羽生の7期に次ぐ単独5位となった。羽生は王座と棋聖の2冠になった。【山村英樹】
 ◇勝てたのは驚き
 森内新名人の話 第4局以降はチャンスらしいチャンスがなかったが、めったにない名人戦第7局で力を出し切ろうと思った。一手一手難しい将棋だったが、辛抱して指せた。勝てたのは自分でも驚いています。
 ◇ミスが多かった
 羽生名人の話 3連敗から3連勝したが、1局ずつやっていくしかない。星のことは気にせず、特別変わったこともなかった。ミスが多かったことが敗因だと思う。
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免状、申請 [父と僕の将棋]

最近、三段の免状の申請をした。日本将棋連盟にもうお金も払った。
三段と言うと、大層強そうな感じを受けるかもしれないが、将棋専門誌等に毎号ついてくる免状獲得用の問題を丹念に解いていけば、ある程度の棋力の方なら取れる段位である。

さて、プロ棋戦の話に話題を変える。
今の振り飛車党は、「先手番なら石田流、後手番ならゴキゲン中飛車。後は、四間飛車穴熊」。
これしか振り飛車の戦法を見たことがない。こういう状況に嫌気がさして、鈴木大介さんや、藤井猛さんは、振り飛車から離れて行ってしまったのだろうか。

純粋四間飛車は、よっぽど上手く立ち回らないと難しい。急戦でも、4五歩早仕掛け等で結構やられている。また、居飛車穴熊に無条件に組まれると、相当厳しい。私見では、対四間飛車の急戦で、4五歩早仕掛けが一番良い気がする。

単純に居飛車穴熊に組まれたら、あの大山先生だって厳しいと思う。ただ、あれだけ、ゴマカシのテクニックが優れていたから、純粋四間飛車でも、今でもやれるかも。他の棋士には真似ができないだろうが。
純粋四間飛車は、勝ち筋が見えにくいから、プロ棋士が敬遠するのも分かる。

振り飛車には厳しい時代になっているが、その中でも、久保二冠、広瀬王位の頑張りは見事だね。戸辺さんとか遠山さんも、頑張っている。

広瀬王位の四間飛車穴熊の本が出ていた。小生はまだ買っていないが、アマゾン等での評価は非常に良い。あと、今月に佐藤和俊さんの四間穴熊の本もでる。「四間飛車穴熊祭り」開催中だな。
いずれにしても、振り飛車党が頑張るのは、アマチュアには良いことだ。
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名人防衛は絶望的 [父と僕の将棋]

たまに将棋の話題。
これで、羽生名人は相当苦しくなった。事実上、防衛はなくなったと言って良いだろう。
森内9段は、名人戦だけに集中できる環境であったし、今、状態は良いようだし。

森内が3連勝=将棋名人戦
時事通信 5月7日(土)21時31分配信
 将棋の羽生善治3冠(名人、棋聖、王座)に森内俊之九段が挑戦する第69期名人戦7番勝負の第3局が、6日から宮崎市のフェニックス・シーガイア・リゾートで行われ、7日午後8時39分、91手で先手の森内が勝ち、3連勝とした。持ち時間各9時間のうち、残りは森内6分、羽生1分。第4局は17、18の両日、青森県弘前市の藤田記念庭園で行われる。
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竜王戦総括 [父と僕の将棋]

竜王戦は決まりましたな。
羽生さんが、タイトル戦で、同じ棋士に挑戦して、連続で敗退したのは、初らしい。それだけ羽生さんが勝ちまくっていたということだ。多分、竜王戦の対渡辺戦に関しては、相性が悪すぎるのだろう。竜王戦では、魔空間にひきずりこまれた感じだった。逆に、他の棋士の大多数は、対羽生戦に関しては、相性が悪すぎると思ってる筈だけどね(笑)。
羽生さんも、終局後のコメントで、「残念だった」と言っていた。

さて、羽生さんの立場でいえば、第1局、第2局で勝つチャンスがあったが、それを勝ち逃したのが痛かった。あと、第3局と第4局で、2勝して五分の星としたものの、リードできなかったのも痛かった。

第6局で、120手目の「9二飛」あたりで、渡辺竜王の飛車と角が、隅っこの方に追いやられたシーン。
その時、小生は、仕事から帰って帰宅した際に、BSでこのあたりを見た。
あの辺りは、「羽生さん、良し」と思っていた。
私用で外出したら、勝敗が決していた。
つまり、120手目あたりでは、もう後手の渡辺竜王の方が有利だったようだ。修正点はもっと前か。
122手目の「6九銀」も、大駒の援軍がいないので、あまり効果がないと思ったが、それでも相当辛いんだね。

羽生さんは、名人戦は、安定しているから、かなり良いと思う。名人戦の挑戦者は、このままいけば森内さんだろう。森内さんも、タイトルから遠ざかっているから、期するものがあるだろう。
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竜王戦男 [父と僕の将棋]

渡辺竜王の竜王戦での強さは尋常ではない。
「竜王戦」男と言って、差支えないだろう。

渡辺竜王が4勝2敗で防衛、7連覇達成
読売新聞 12月15日(水)19時16分配信
 将棋界の最高位を争う第23期竜王戦(読売新聞社主催)は、渡辺明竜王(26)と挑戦者・羽生善治名人(40)の七番勝負第6局が14日から岐阜県高山市のホテルアソシア高山リゾートで行われていたが、15日午後7時13分、渡辺が146手で勝ち、4勝2敗で防衛、竜王連覇記録を7に伸ばした。
 渡辺に続く連覇記録は藤井猛九段の3連覇(第11~13期)。獲得回数は羽生と渡辺がこれまで6期で並んでいたが、今回、渡辺が最多記録も更新した。優勝賞金は3900万円、対局料は750万円。
 七つのタイトルのうち、六つの永世称号を持つ羽生は、2期前に続き永世竜王の獲得で史上初の「永世七冠」を狙ったが、またも渡辺に阻まれた。
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全く互角の戦い [父と僕の将棋]

これで、2勝2敗のタイか。益々面白くなってきた。
これは多分、第7局まで行くだろう。
羽生ファンの父もニンマリであった。

竜王戦第4局、羽生名人が勝利…2勝2敗に
読売新聞 11月26日(金)19時20分配信
 将棋界の最高位を争う第23期竜王戦(読売新聞社主催)、渡辺明竜王(26)と挑戦者・羽生善治名人(40)の七番勝負第4局が25日から兵庫県加古川市の鶴林寺で行われていたが、26日午後7時11分、羽生が139手で勝ち、対戦成績を2勝2敗のタイにした。
 角換わり相腰掛け銀に進んだ本局。2日目は羽生の攻め、渡辺の受けという展開が続いた。
 終盤、羽生の攻めが細くなり、優位に立った渡辺が△6九銀から寄せに行ったのが疑問だった。羽生が▲4四角から巧みに反撃、際どく競り勝った。投了図から△6三玉と逃げても▲5三金で後手玉は詰む。
 第5局は12月1、2日に石川県加賀市の「あらや滔々庵(とうとうあん)」で行われる。
 羽生名人の話「ずっと自信がなかったが、最後に▲6四金と打って上部を厚くして勝ちを意識した」。
 渡辺竜王の話「持ち駒が増えたので寄せに行ったが、もう少し粘り強く指すべきだった」。
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年間購読 [父と僕の将棋]

小生の場合、将棋の専門誌、『週刊将棋』を売っている一番近くの販売所が、家から30キロ離れてるから、不便である。小生と父親との共同購入なので、年間購読にしている。

『週刊将棋』も、面白い時とそうでない時があるから、年間購読で「しまったなあ」と思う時があるが、買いに行く手間を考えれば、仕方がない。

場合によっては、コンビニ等で無理に取り寄せて貰えるらしい。それならば、信頼関係の問題だから、そこで買い続けた方が良い。

小生の場合、『週刊将棋』で、免状を貰ったし、まあまあ有効活用している方かな。
父は、『将棋世界』の方が楽しみのようだ。『将棋世界』は、アマゾンでも買える。
父は、『将棋世界』で免状を貰った。父が免状を貰ったのは10年以上前だから、その当時は、免状の取得は、小生の取得した時より、3倍以上は難しかった模様である。
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将棋について、長々と書いてみる [父と僕の将棋]

永世名人の話。
17世が谷川浩司、18世が森内俊之、19世が羽生善治、20世は、誰だろうか。やはり、渡辺竜王だろうか。

森内さんは、名人戦での強さは、鉄板だった。やはり、棋戦の相性もあるだろう。渡辺竜王だって、他の棋戦は微妙だしな。

そう考えると、羽生さんは別格だね。実際、羽生さんに、プロ棋士で、香落ちで、確実に10戦9勝もしくは10勝できる人が何人いるだろう。これは一種の例えだが、羽生さんに香落ちしてもらって、そうやってハンデをもらって、やっと対等に戦える棋士が多いだろうね。そのぐらい、実力差がある棋士が多い気がする。

羽生さんの壁が強大すぎで、タイトルが取れなかった棋士も多いだろう。森下卓さんとかそうだろう。

小生は、渡辺竜王の師匠である、所司和晴先生と、インターネット上でつながりがある。
あれ程、定跡に通じている所司先生でも、その後の中終盤の変化で勝ちを拾えない記譜が多い。それだけ、将棋は奥深い。
所司先生の渡辺竜王への愛は凄い。所司先生のブログ等でよく分かるよ。あと、アマチュアへの普及も熱心な所司先生。だから、逆に、そういう優しさが、勝負師に向かないということもあるのかな。

弟子思いの師匠と言えば、淡路先生も、久保王位に、10枚落ちから教えたとか。久保さんも、羽生さんの壁を越えた時は嬉しかった。

藤井さんも、竜王の時は、羽生さん相手に結構やれていたけれども、もう今は粉々にされている。藤井さんは、四間飛車のままでいって欲しかった。まあ、プロ的には、後手番の四間飛車で、限界が見えたんだろうが。四間飛車側が玉が薄いから。

アマチュアのネット将棋場では、昔ながらの正統派の四間飛車が生き残っている。美濃囲いは、「男のダンディズム」だね。「プロ棋士も見習え、この野郎」っと思うよ(笑)。「美濃囲い一局につき、報奨金を出せよ。日本将棋連盟」。

もう、絶滅危惧種だよ、正統派の四間飛車は。プロ棋士の間では、居飛車穴熊側の勝率が7割あるらしい。それなら、居飛車穴熊に組まれてしまう、昔ながらの四間飛車を避けるのも、大いに頷ける所ではある。プロ棋士だから、自分の生活もかかっているし。
生活がかかっていないから、我々アマチュアが昔ながらの四間飛車にこだわり続けれるという現実もあるのかもしれない。今では、振り飛車は、「不利飛車」という認識である。振り飛車は。相手の攻撃をいなすという感覚が必要である。元からカウンター志向の将棋になりやすい。そういう所も、プロ棋士から敬遠されている一因と思われる。

さっき、ネット将棋場で他人の将棋を見たが、そこで見たような、どっしりした四間飛車が好きだけど、まずプロ間では見ない。
久保さんは、もう後手四間飛車はやらないかもしれない。『将棋世界』のインタビューで、そんな感じの話をしていた。「先手番の藤井システムなら、まだ分がある」と、『将棋世界』に書いていた気がする。
四間飛車の生きる道は、角交換型でなく、相穴熊だと思うね、個人的に。小生も研究不足だが、四間飛車穴熊の名手、広瀬王位には期待している。
居飛車党の裏芸の振り飛車は、実は良い。居飛車側の戦術で、急戦も非常に威力がある訳で、プロ棋士も、もっと対振り飛車で急戦にチャレンジして欲しい。金太郎飴みたいな、「居飛車穴熊」だらけのような今の状況は好きじゃない。

小生は、振り飛車党なので、現在進行している棋王戦では、窪田さんか広瀬王位に残って欲しい。
三間飛車の使い手は、中田功さん、久保さん、他には、戸辺誠さんかな。あと、小倉久史さんか。戸辺さんも、早くタイトルに出て欲しいね。

相振り飛車なら、杉本さんとかの功績も大きい。今年の11月に、『相振りレボリューション』という新本が出るらしい。相振り飛車は日々進化してるから、プロ間でも注目の戦型であろう。『相振り革命』シリーズのネット上での評判は良い。ただ、将棋の本も買いだすと、大変お金がかかる。

自分は、アマチュアだから、楽しむのが基本。どちらかというと、観戦が主だが、今週、三段の申請をすることにした。ちょっと将棋熱が出てきたみたいである。
週刊将棋で問題を解いて、12問分の正解は入手している。
もし、三段の免状を取得することになると、5万2500円もかかる。免状申請は、儀式みたいなもの。免状がなくても、全く問題ない訳だが。
免状取得は難しくない。例えば、小生が解いた『週刊将棋』の初段認定問題は、3択だからし。それに、ああいうタイプの問題には、必ず正解手があるから、じっくりと考えれば分かることが多い。はまり技もあるし。
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面白くなってきた [父と僕の将棋]

竜王戦は面白くなってきた。3連敗なら後がないと思っていたし。理論上はあるが、「3連勝4連敗」は難しい。

さて、今の女流棋士界は、振り飛車祭りだが、良いことだね。
理論上、振り飛車は、男性棋士界では廃れつつあるが、アマチュアには、女流棋士の記譜でも、十分役に立つ。
「男性棋士界が居飛車が本流、それに対して、女流棋士界が振り飛車祭り」という棲み分けでも良いよね。とりあえず、振り飛車がなくなるのは、良くない。

羽生先生達が振り飛車つぶしをやるのが良くない(笑)。多分、羽生先生は、四間飛車をやらせても、相当に上手いと思うよ。昔は、居飛車急戦を迎え撃つ羽生将棋があったし。
だが、羽生先生の脳内では、「理論上、振り飛車はあかん」と思っている筈。やはり、正統派の四間飛車等は、受け身になりがち。それならば、居飛車の方が主導権をとれる将棋ができる。「主導権をとって、負ける」のならば、小生でも本望。「受け身になって、ダルマ状態で討ち死」が、一番嫌だよな。誰だって、そういう負け方が嫌だと思う。
そこで、振り飛車でも、主導権を握ることができる、ゴキゲン中飛車とかパワー中飛車が流行しているという訳だ。

そういう意味では、正統派四間飛車を指さなくなった藤井さんは、四間飛車党の心から離れた。今は広瀬王位と戸辺さんに期待している。

角道を止めない振り飛車の生き筋は、もう四間飛車穴熊しかないと、小生は考えている。男性棋士の棋譜で、もう証明されているようなもの。急戦策でも、4五歩急戦とか、四間飛車の難敵がいるのに、居飛車穴熊は最大の癌だよな。

正統派四間飛車では、居飛車穴熊に多少やれていたのは、若手の中村亮介さんぐらいかなあ。小生の記憶では、千葉幸生さんも、昔は正統派四間飛車で居飛車穴熊に対抗していたな。

正統派四間飛車が居飛車穴熊に立ち向かう様は、無条件に感動すら覚えるね。だから、現代に、大山先生が蘇って欲しい。多分、あの人なら大丈夫だと思う。そう信じたいね。

竜王戦、羽生名人が一矢…対戦成績1勝2敗
 将棋界の最高位を争う第23期竜王戦(読売新聞社主催)、渡辺明竜王(26)と挑戦者・羽生善治名人(40)の七番勝負第3局が10日から北海道音更町の「十勝川温泉第一ホテル豊洲亭」で行われていたが、11日午後7時27分、羽生が138手で勝ち、対戦成績を1勝2敗とした。
 先手渡辺の横歩取りに対し、羽生が中座飛車を採用した本局。羽生が6、7筋から積極的に仕掛けたが、▲9五角から▲7三角成と巧みに反撃した渡辺が優勢で終盤を迎えた。
 羽生が細い攻めをつなげるうちに、終盤の正確さに定評のある渡辺が受け損ねて逆転。渡辺のシリーズ連勝記録は10でストップした。
 第4局は25、26日に兵庫県加古川市の鶴林寺で行われる。
(2010年11月11日20時26分 読売新聞)
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今日から竜王戦第三局 [父と僕の将棋]

今日から、竜王戦第三局。ここで止めないと、渡辺竜王の防衛の目が高くなる。

渡辺明竜王は、羽生名人に今同じ土俵でやれる数少ない棋士。
でも、小生は振り飛車党だけに、竜王戦でも、振り飛車も見たい。ただ、渡辺竜王も羽生名人も、本質的には居飛車肌の先生だからな。
羽生名人も、先手番なら、居飛車の方が良いと思っているのだろう。後手番ならゴキゲン中飛車はあるだろうが。あと、相振り飛車で受けて立つパターンかな。まあ、渡辺竜王が飛車を振ることは、まずなさそうだ。この大一番では、伝家の宝刀、居飛車で勝負するだろう。

振り飛車の話で言えば、広瀬王位の『四間飛車穴熊バイブル』とかも、見てみたい。やはり、一人は振り飛車党のタイトルホルダーがいて欲しい。振り飛車の火を消さない為にも。

角交換振り飛車の現状はどうだろうか。3三桂型の振り飛車は小生は指しこなせる気がしない。頭の丸い桂馬を序盤であっさり跳ね出さざるを得ない戦法は、やっぱり辛い気がする。まあ、居飛車穴熊対策なんだろうけどね。
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占畑、将棋について長々と語る [父と僕の将棋]

先日も、当ブログの記事で書いた通り、清水女流がコンピューター将棋に負けたニュースは書いた。

最近のコンピューターの将棋ソフトは本当に強い。コンピューターソフトのマックス状態では、女流棋士の棋力はもう越した感がある。女流棋士がダメとかそういう訳ではなく、読みの部分では男性の方が分がある。また、女流棋士は、体力的にもきついだろうから。
脳が男性と女性ではちょっと違うのだろう。でも、普及面等では女流棋士の力が大きいよ。繊細さとか、几帳面な点とか、別の面で力が発揮できる。

コンピューターの将棋ソフトは、機械だけに、疲労がないのが大きい。あと、負けをひきずらないのも良いよね。
プロ棋士の読みはアマチュアを凌駕している。
そういう将棋の頂点が、プロ棋士な訳である。かなりコンピューター側の追い上げが凄いが、だからこそ、容易にはコンピューターに負けて欲しくない。

渡辺明竜王でも、「竜王側が一手10秒、コンピューター制限時間無制限」とかの勝負なら、負けることもあるだろうな。油断の緩手もあるだろうから。

竜王戦の話になるが、今回もし、渡辺竜王が防衛をしたら、一体誰が止めるのかなあ。
羽生さんは、基本的に相手を魔空間にひきこむ感じだった。それで負ける棋士が実に多かった。
ただ、渡辺竜王は、羽生さんの魔空間で生息できる数少ない棋士で、羽生さんが逆に戸惑っている感がある。
対渡辺戦では、羽生さんの方が自滅している珍しい将棋が多い。羽生さんを相手に、臆していないのが大きい。羽生さんが第二局で指した、あの馬切りも微妙だったし、もっと安全にリードを広げる手があったと思った。そういうプロ棋士の読み合いを楽しめるのも将棋の魅力だな。
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今後も楽しみ [父と僕の将棋]

里見さんが女流三冠を保持したのは素直に嬉しい。
このまま、女流将棋界をリードしていって欲しい。

カド番から大逆転 10代女流3冠の里見女流名人
産経新聞 10月28日(木)18時19分配信
 三番勝負という短期決戦をカド番で迎えながら、最終局決着に持ち込んでの大逆転。初の10代女流3冠誕生はドラマチックな展開となった。 「初戦を落とし、メールや電話で励ましてくれた人たちのためにも悔いのないよう戦いたいと思っていました」。
 白のパンツスーツに身を包み、時折、笑顔を見せながら丁寧に報道陣の質問に応じる姿は、とても「18歳7カ月」という年齢を感じさせない落ち着きぶりだ。
 今春、高校を卒業したばかり。大学には行かず、故郷・島根県出雲市で暮らしている。将棋の勉強は棋譜並べやインターネット対局、詰め将棋などが中心で、実戦の経験はまだまだ少ない。対局で東京、大阪に遠征するときも、これまでは深夜バス。最近ではようやく、「飛行機や新幹線、夜行寝台列車が多くなりました」とにっこり。
 今回、女流3冠になったものの、来月2日には黒星スタートでカド番に追い込まれている倉敷藤花戦三番勝負の第2局が迫っている。
 「あまり気を抜かないで目の前の藤花に集中したい」と最後は、ぐっと気持ちを引き締めていた。(藤田昌俊)
 平成4年、島根県出雲市生まれ。森●二九段門下。20年、初タイトルの倉敷藤花、22年には女流名人を獲得。タイトル通算4期。

10代初3冠 里見女流王将「まさか勝てるとは」
産経新聞 10月29日(金)7時56分配信
 将棋の清水市代女流王将(41)に里見香奈女流名人・倉敷藤花(18)が挑戦していた第32期女流王将戦三番勝負の第2、3局が清水女流王将先勝の後を受けて28日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われ、里見女流2冠が午前と午後の対局で2連勝、対戦成績を2勝1敗として女流王将を奪取。10代(18歳7カ月)初の女流3冠となった。女流棋界のこれまでの3冠最年少記録は、平成6年に、清水前女流王将が達成した26歳。
 里見女流3冠は平成4年、島根県出雲市生まれ。森●二九段門下で、20年高校2年で倉敷藤花を取り、昨年初防衛。今年2月、清水前女流王将から女流名人も奪取し2冠となっていた。
 今春、高校を卒業したばかりで大学には行かず、故郷の出雲市で暮らしている。将棋の勉強は、棋譜並べやインターネット対局、詰め将棋などが中心で、実戦の経験はまだまだ少ない。
 カド番を迎えながら、最終局で大逆転というドラマチックな展開に、「清水さんはあこがれの先輩で、タイトル戦を戦えるだけでも幸せなのに、まさか(2、3局と続けて)勝てるとは思っていませんでした」と喜びをあふれさせていた。(●=谿の谷が隹)

将棋:倉敷藤花戦 「精神面で成長できた」 タイトル防衛、里見3冠が笑顔 /岡山
毎日新聞 11月4日(木)15時26分配信
 女流棋士の5大タイトル戦の一つ、大山名人杯倉敷藤花戦(日本将棋連盟、倉敷市など主催)の第3局(三番勝負)が3日、倉敷市の市芸文館であり、後手の女流3冠(女流名人・王将、倉敷藤花)の里見香奈さん(18)が114手で挑戦者の岩根忍・女流二段(29)を降し、2度目のタイトル防衛に成功した。
 先月、東京での第1局に負けた里見さんは、直後に女流王将のタイトルを獲得して18歳7カ月の最年少で女流3冠となり、復調。波に乗って2日の第2局に続いて連勝した。岩根さんは47人の女流プロ棋士が参加したトーナメント戦を勝ち抜き、倉敷藤花への挑戦権を初めて手にしたが、初の5大タイトル獲得はならなかった。
 対局後、伊東香織倉敷市長から大山名人杯を受け取った里見さんは記者会見で「女流王将の第1局と倉敷藤花の第1局に続けて負け、すごくつらい状態から立ち直ることができたのは、とても良い経験になった。これまで壁というものを味わわずにきたので、メンタル面でちょっとだけ成長できたかな、と思う」と話した。岩根さんは「タイトルを意識せずに挑んだが、力が出し切れなかった。また一から出直し、再度、倉敷で対局できるようにしたい」と述べた。【小林一彦】
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ソフトの進化は凄い [父と僕の将棋]

凄いですなあ。

将棋ソフトが初勝利 清水市代・女流王将を下す
産経新聞 10月11日(月)19時44分配信
 将棋の清水市代女流王将に情報処理学会(白鳥則郎会長)のコンピューター将棋システム「あから2010」が挑戦していた一番勝負で11日午後7時、後手のあからが勝利を収めた。公の場で、コンピューターが日本将棋連盟(米長邦雄会長)の棋士を打ち破ったのは初めて。
 対局は、情報処理学会の50周年プロジェクトとして実施された。あからには、世界コンピュータ将棋選手権で優勝した「激指(げきさし)」など4種のソフトが搭載されており、導き出した解答のうち最も多かった手を指す。
 今後、あからは早ければ半年後にも日本将棋連盟が指名する男性棋士に挑み、さらに勝てば最高峰の羽生善治名人(王座・棋聖)か渡辺明竜王と対局する見通し。
 今回の対局は観客の見つめる前で行う公開対局ではなく、限られたメンバーが会議室で行い、約750人の観客は広い講義室で中継盤面を見守った。
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他人の迷惑を考えろ [父と僕の将棋]

最初に言っておくと、小生は、基本的に動物はあまり好きではない。餌やりや、散歩等で時間をとられるくらいなら、読書に興じる方をとる。更に、動物を飼った後、最後まで面倒を見る覚悟もないから、動物を買う気がない。

将棋ファンなので、加藤氏のことは知っているが、非常に残念なニュースである。
自分が猫が本当に好きなら、全部、自分の敷地内に責任を持って飼い、泣き声も洩れないように厳重に屋内で飼うべきだ。自分がいくら動物が好きだからと言って、他人に迷惑をかけてはならない。動物が嫌いな人だっている。野良猫の存在で、迷惑を蒙っている人だっているのだ。実際、小生も、自分のバイクのシートが猫にかじられたことがあるし。

野良猫訴訟、加藤九段が控訴意向「給餌続けたい」
(読売新聞 - 05月14日 06:06)
 住民同士の対立は続くことになりそうだ。
 東京都三鷹市の集合住宅の住民17人と管理組合が、同じ集合住宅に住む将棋の元名人・加藤一二三九段(70)を相手取り、野良猫への餌やりの差し止めなどを求めた地裁立川支部の民事訴訟。13日の判決は「(敷地内で)猫に餌を与えてはならない」と、管理組合の動物飼育禁止条項などを根拠に原告に軍配を上げ、加藤九段に慰謝料計204万円を支払うよう言い渡した。控訴の意向を示した加藤九段は、「敷地外ではいい、ということだ。これからも猫の命がある限り、給餌を続けたい」などと述べた。
 判決などによると、加藤九段が住む集合住宅は2階建てのタウンハウス形式。壁を接して5世帯が入居する建物が2棟あり、計10世帯が住んでいる。
 訴状などによると、加藤九段は1993年頃から自室の玄関先などで野良猫に餌をやり始めた。鳴き声や猫の排せつ物、悪臭に悩まされた近隣住民が、餌やりをやめるよう加藤九段に再三求めてきたが、応じなかったため、2008年11月、提訴に踏み切った。
 判決では、加藤九段の餌やりによって猫が住みつき、ふん尿や鳴き声のほか、住民の自動車に傷が付くなどの被害を認定。餌やりを始めた時期についても、「02年頃」とした加藤九段の主張を認めず、原告らの訴え通り「93年頃」とした。
 また、判決は加藤九段が猫への不妊去勢手術やトイレ設置などの対策を取った点について、「動物愛護の精神に基づき、少しずつ(住民らが協力して野良猫を減らす)地域猫活動の理念に沿うものになってきた」と評価。しかし、近隣住民との話し合いの場に出席せず、与え続ければ猫が寄ってくることを知りながら餌やりを続けた点などを問題視し、「限度を超え、原告らの人格権を侵害する」とした。
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名人の貫禄 [父と僕の将棋]

久々に将棋の話題。
やはり、羽生名人強し。小生の父も、ニンマリか(笑)。

<将棋>鋭い攻め 羽生が連勝 名人戦第2局
4月21日20時15分配信 毎日新聞
 岩手県遠野市のあえりあ遠野で20日から行われた第68期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第2局は21日午後7時49分、93手で羽生善治名人(39)が挑戦者の三浦弘行八段(36)を破り、2連勝した。残り時間は羽生36分、三浦29分。第3局は5月6、7日、千葉県野田市の同市民会館・旧茂木佐邸で行われる。
 羽生が踏み込み鋭く攻め込み、三浦に粘る余地を与えずに快勝。3連覇へ向けてリードを広げた。
 横歩取りの中でも激しい定跡をたどった本局は、三浦が自身の研究範囲に羽生を引き込んだ感もあった。だが羽生は動じず、5三桂成(47手目)と強手を放って攻め合い勝ちを目指す。三浦にどこかで誤算があったらしく、羽生が優位に立った。
 羽生は自玉を9筋まで逃がして安全にし、5七桂(71手目)と寄せの網を絞る。最後は後手玉を受けのない状態に追い込み、対三浦戦の連勝を12に伸ばした。【山村英樹】
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高校生で、女流名人 [父と僕の将棋]

女流棋戦の話。
振り飛車党の活躍は嬉しい。

<将棋>17歳・里見が初の女流名人獲得 清水に3連勝
2月10日17時10分配信 毎日新聞
 将棋の第36期女流名人位戦五番勝負の第3局が10日、東京・将棋会館で行われ、挑戦者の里見香奈倉敷藤花(17)が清水市代女流名人(41)を破り、3連勝で奪取した。里見の女流名人獲得は初めて。元女流棋士の林葉直子さんの15歳、中井広恵女流六段の16歳に次ぐ史上3番目の若さで、女流将棋界で最も伝統のあるタイトルを手に入れた。
 里見は04年、12歳でプロ入り。08年に初タイトルの倉敷藤花を獲得し、09年は防衛。今期の女流名人位戦でも、得意とする力戦調の振り飛車を駆使して、女流将棋界の第一人者である清水を圧倒した。里見は倉敷藤花と合わせて2冠、清水も女流王位と女流王将の2冠となった。
 里見は島根県出雲市在住で、県立大社高校3年生。高校時代最後のタイトル戦で見事な結果を出した。【金沢盛栄】
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小学生プロ棋士 [父と僕の将棋]

将棋と囲碁。
昇段ルールは違うにせよ、小学生でプロ棋士というのは凄い。
将棋の世界では、未だに小学生でプロ棋士はいない筈である。

故・藤沢名誉棋聖の孫・里菜さん、史上最年少11歳でプロ棋士に
2月6日17時31分配信 産経新聞
 祖父の故・藤沢秀行名誉棋聖、父の藤沢一就八段に続き、三代の囲碁のプロ棋士を目指していた、11歳の藤沢里菜さんが史上最年少で難関を突破した。6日、東京都千代田区の日本棋院で行われた、平成22年度女流棋士(特別)採用試験本戦の最終ラウンドで勝った藤沢さんは6勝2敗となり、1位での合格を決めた。後日、正式承認され、4月1日付けで女性初の小学生プロ棋士が誕生する。
 9人によるリーグ戦で藤沢さんは6勝2敗となり、3人が同成績で並んだが、序列の差で抜け出した。11歳6カ月は謝依旻(しぇい・いみん)女流3冠(女流名人、女流本因坊、女流棋聖)の14歳4カ月を大きく更新し、男性を含めても趙治勲二十五世本因坊の11歳9カ月を抜く最年少記録となる。
 「2敗したときはもうなれないと思っていたので、うれしいです」と、素直に喜びを語る藤沢さん。6歳で碁を始め、道場に通い勉強した。兄と出場した全国小・中学校囲碁団体戦・小学校の部では3年間、優勝に貢献した。「小学生のうちにプロになりたかった」という最初の目標をクリアし、「女流のタイトル目指して頑張りたい」と、大きな夢がふくらんだ。(榎本弘幸)
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遅刻 [父と僕の将棋]

この記事も、「やってはいけないこと2」にするつもりだったが、諸事情で止めた。
この棋士は、不摂生で、遅刻した訳ではなく、目覚まし時計も2個セットしていたらしい。しかしながら、対局の前で神経が高ぶってしまい、睡眠時間が短くなった結果、こういうことになったらしい。
棋士が、大事な対局の前に神経が高ぶって眠れない事はまあまああることらしい。

寝坊遅刻の郷田9段にボランティアなどの処分
1月27日17時5分配信 スポーツ報知
 日本将棋連盟は27日、第23期竜王ランキング戦1組で、自らの不注意のため不戦敗となった郷田真隆9段に対する処分を発表した。処分は〈1〉対局料は規定により支払わない〈2〉竜王戦の月額手当て年額(約100万円)の2分の1を返納することを勧告〈3〉ボランティアでの指導対局などファンへの奉仕活動1日―の3点。郷田9段は21日に予定されていた森内俊之9段との対局を、寝坊のため遅刻していた。
 米長邦雄会長は「棋士にとって対局は命です。その対局を遅刻により不戦敗とするのは言語道断です。今後、このようなことが二度と起きないよう各棋士に対して注意をいたします」とのコメントを発表した。
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週刊将棋の三段認定問題 [父と僕の将棋]

先週、今週と、2週続けて、難しい問題。
全く正解が見えないので、提出は、見送ることにする。
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あと3問 [父と僕の将棋]

5月ぐらいから、週刊将棋の三段の問題を毎週解いて、解答を往復ハガキに記し、週刊将棋編集部に送っている。あまりにも解答が見えない問題については、2週ばかり送らなかった週もあるが。

今の所、正解の解答ハガキが、6問分返送されてきている。又、自己採点で、2問は正解だという感触がある。11問正解で三段が認定されるので、後3問の正解で良いという所まできた。
厳密には、この種の認定は、2年以内(約100週なので、100問中)の12回分で認定が行われる。毎週連続して送る必要はなく、とにかく2年以内に、11問(5段問題は、12問)正解すれば良い。

毎週、問題を眺め、頭で考えても解らない場合は、多少反則ながら、実際に盤に並べ、悪戦苦闘しながら、解答してきたので、形になって現れるのは、やはり嬉しい。
実戦では、頭の中で考えて、指す。つまり、駒を動かして、納得いくまで検討して、指し手を決めることは出来ないのだから、盤に並べるのは、反則行為とも言えるが、そこは言いっこなしだ(爆)。

勿論、将棋を指すことは、対戦相手がいて、基本ルールをマスターし、盤と駒さえあれば、誰でもできる。自動車を運転する時のように、免許が必要な訳でもない。日本将棋連盟から、段位を認定などされなくても、将棋を趣味として自認できる。

では、何故、段位を取得するのか。極論でいえば、段位取得は、単なる自己満足の世界だね。「俺は、将棋をガチンコでやってるぜ」ということを自分に言い聞かせる意味で、免状の類いは非常に有益なのである(笑)。
昨今の「◎◎検定」も、その要素が強いのではないのか。この種の検定も、趣味を続けていく上で、良いモチベーションになると思われる。
折角、何かを趣味にするならば、そういう「◎◎検定」等で、自身に箔を付けるのも、一興ではないか。
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初タイトルに王手 [父と僕の将棋]

タイトル戦の連敗を8で止めた木村八段が乗ってきた。
無冠の大器が、ついに初タイトルか。
昨日の相矢倉戦では、木村の良い所が出た、「木村の名局」とも言える将棋。
今度、当ブログでも、棋譜を載せたい。

【第80期棋聖戦】五番勝負第3局 木村勝ち初タイトルに王手
2009.6.27 19:21 産経新聞
 羽生善治棋聖(名人、王座、王将)に木村一基八段が挑戦している「第80期棋聖戦」(産経新聞社主催)の五番勝負第3局が27日午前9時から愛知県豊田市の「ホテルフォレスタ」で行われ、午後7時15分、155手までで先手の木村が勝ち、対戦成績2勝1敗で初タイトルまであと1勝とした。残り時間は木村12分、羽生3分。
 第4局は7月9日、静岡県伊東市の「わかつき別邸」で行われる。

木村が羽生破り、待望のタイトル戦初勝利 80期棋聖戦第2局
6月19日23時27分配信 産経新聞
 羽生善治棋聖(名人・王座・王将)に木村一基八段が挑戦している産経新聞社主催の将棋タイトル戦「第80期棋聖位決定五番勝負」の第2局は、19日午前9時から兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で行われ、午後6時32分、98手までで後手の木村が勝ち、1勝1敗の五分とした。木村はタイトル戦登場3度目にして初めての勝利。持ち時間は各4時間、残りは木村11分、羽生12分。第3局は27日、愛知県豊田市の「ホテルフォレスタ」で行われる。
 後手・木村の作戦は1手損角換わり。5月に行われた稲葉陽四段との棋聖戦挑戦者決定戦と同じ展開となったが、33手目▲2四銀で羽生が手を変えた。控室の検討陣をうならせたのは木村の38手目△5五銀打。「尋常な発想では浮かんでこない、研究済みですよという手です」とネット解説の浦野真彦七段。
 昼食休憩後、羽生は58分の長考で▲3八歩(41手目)。控室がざわめく。「その手だけは絶対にない」(立会人・桐山清澄九段)と休憩前に言い切っていた手だったからだ。終盤、飛車の取り合いから木村は優位を確信し、最後は駒得をいかし、先手玉は受けのない形になった。
 木村八段の話「タイトル戦初勝利でホッとしました。途中で駒得になりましたが、自陣に受けさせられている展開になり、玉に逃げられてどんどん怪しくなったかと思った」
 羽生棋聖の話「△5五銀打は、打たれてみると対応がわかりませんでした。たぶん▲3八歩がまずかったですね。ちょっとずつ苦しくなり、△8七歩(56手目)が厳しかった」
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名人位、防衛 [父と僕の将棋]

第七局は、あまりにも一方的な将棋になってしまったが、苦しい全七局を戦い、見事に防衛。
やはり、タイトルの位では、竜王位よりも、名人位の方が、上位と小生は見ている。

将棋 カド番から逆転、羽生名人が防衛…光る勝負強さ
6月24日20時55分配信 毎日新聞
 将棋界の第一人者が持ち前の勝負強さを発揮し、13年ぶりに名人防衛に成功した。第67期名人戦七番勝負の第7局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、トヨタ自動車協力)は24日夜、羽生善治名人(38)が郷田真隆九段(38)に快勝して名人位を堅持。タイトル獲得を計73期に伸ばし、大山康晴十五世名人の最多記録80期にまた一歩近づいた。【山村英樹、金沢盛栄】
 愛知県豊田市のホテルフォレスタでの最終決戦。羽生はタイミングよく仕掛け、優位を拡大していく。郷田は粘る気力を失ったのか、夕方の休憩後はパタパタと手が進んだ。駒損が大きく、攻防ともに見込みなしと判断した郷田は午後7時31分「負けました」と頭を下げた。
 終局後、羽生は「仕掛けたところでは少し指せるかと。ただ、勝ちだと思ったのは6一角と打った時。本当に最後です」。郷田は「作戦負けでしたが、何がいけなかったのかは、よく分かりません」と力なく語った。
 羽生は王座戦17連覇というタイトル連覇の最高記録を持つ。王将戦など5棋戦でも5連覇以上を達成。7タイトル戦の中で唯一、永世資格のない竜王戦では2連覇止まりだが、それは2度ある。
 一方、名人戦の連覇は94~96年の3連覇の一度きり。03年に復位したが、04年は防衛に失敗した。08年、再び復位して十九世名人の資格を得るまで、長い年月を要した。
 今期も苦しんだ。第2局では圧倒的な強さを誇る終盤でミスをおかし、逆転負け。第5局では郷田が研究していた展開に踏み込み、完敗した。
 しかし、カド番で強さをみせる。深浦康市王位を4勝3敗で降した1~3月の王将戦と同様、第6、7局を連取して逆転防衛を果たした。これから連覇を重ね、名人戦でも「羽生時代」を築けるか。
 郷田は名人初挑戦だった2年前に続き、今回も惜敗。念願のタイトルに手が届かなかった。だが、羽生をしばしば翻弄(ほんろう)した戦いぶりは、名人に最も近い棋士の一人であることを示していた。
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郷田名人、誕生か [父と僕の将棋]

これで、羽生名人が追い込まれた。

将棋 郷田九段が快勝 頂点に王手 名人戦・第5局
6月3日20時52分配信 毎日新聞
 秋田市の秋田キャッスルホテルで2日から行われた第67期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第5局は3日午後7時25分、137手で挑戦者の郷田真隆九段(38)が羽生善治名人(38)を破り、対戦成績を3勝2敗とした。残り時間は郷田28分、羽生17分。第6局は15、16の両日、京都市下京区の東本願寺渉成園で行われる。
 郷田が2枚の馬を存分に生かして快勝。初の名人位まで、あと1勝に迫った。
 横歩取りから大激戦に突入した1日目の段階で、控室では早くも「郷田優勢」の声が上がった。だが、羽生は驚異的な粘りを見せ、一時は千日手の可能性も取りざたされた。
 しかし、郷田は千日手を避けて羽生の動きを封じる。最後は羽生を攻防ともに全く見込みのない状態に追い込み、今期初めて先手番で勝利を収めた。
 解説の豊川孝弘七段は「郷田九段の2六歩(47手目)から6五馬など、馬の働かせ方が印象に残ります」と語った。【山村英樹】

 ◇少しやれる気
 郷田九段の話 序盤の指し方は一度やってみたかったもの。封じ手のあたりでは少しやれる気がしました。ただ、勝ちだと思ったのは最後の方です。

 ◇馬2枚大きく
 羽生名人の話 こちらは千日手になるなら、という感じでした。でも、打開されて苦しい将棋。先手の馬2枚の存在が大きかったと思います。
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第5局 [父と僕の将棋]

将棋界の最高峰、名人戦が、小生の地元の秋田で行われる。
伝聞によれば、名人戦が秋田県で行われたのは、初だという。
そろそろ、振り飛車を見てみたいのだが。

将棋 2日に名人戦第5局
6月1日19時3分配信 毎日新聞
 羽生善治名人(38)に郷田真隆九段(38)が挑む第67期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第5局は2、3の両日、秋田市の秋田キャッスルホテルで行われる。2勝2敗で迎える大一番だ。
 第1、2局は相矢倉で、両雄が星を分け合った。第3局は、横歩取り8五飛を採用した羽生の勝ち。第4局は、相がかりから8五飛と構えた郷田が制した。4局とも後手番が勝つという珍しい展開になっている。
 第5局は郷田の先手番で、持ち時間は各9時間。将棋界の頂点に近づくのはどちらか。立会は島朗九段、解説は豊川孝弘七段、記録は鵜木学三段。【山村英樹】
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三段への道、駒について [父と僕の将棋]

さて、小生の「将棋三段取得計画」は、順調に進んでいる。
今週の時点で、2問正解で、1問不正解。既に提出してある2問も、自信がある。
5問中4問正解なら、予想以上の良いペースだ。できれば、8月、最低でも、9月中に、三段を取得して、父を驚かせたいものだ。

小生は、今は、自宅での棋譜並べ等は、プラスチックの安い駒を使用している。
プラスチックでも将棋の駒に違いないが、やはり味気ない。
そこで、三段の免状を頂いて、父の段位に並んだならば、一つの計画がある。
免状取得後すぐに、という訳にはいかないが、自分へのお祝いを含めて、少々良い駒でも、買おうと思っている。
インターネット上で交流のあるプロの将棋棋士の先生からも、「三段になられましたら、ぜひツゲの駒を購入されてください。棋譜並べも、気持ちが良いと思います」とのアドバイスを頂いている。
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三段に向けて [父と僕の将棋]

最近、又将棋熱が再燃してきた。

一昨年、小生も父に続いて、日本将棋連盟から、初段の認定を受けた。一応、有段者の仲間入りを果たした。
これで満足せず、父の段位に並ぼうと考えている。

今年の4月、将棋専門新聞の問題を解答し続けて、二段の認定を受けた。
そして、今は、三段取得に向けて、『週刊将棋』の「段級位認定問題」に挑んでいる。毎週1問ずつ解答していき、12問正解すれば、三段の認定がもらえる。
理論上、全問正解ペースでいけば、3ヶ月後には、三段になることも可能であろうが、そう上手くはいくまい。
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馬鹿野郎 [父と僕の将棋]

このフリー記者は、インターネットの情報によれば、東公平という、将棋界では有名な記者だったらしい。

これをサッカーに例えれば、PKを蹴る前の選手に、サインを求めたようなものだろう。
この記者は、「郷田さんの手番だと思っていた。うかつだった」と言っているが、本当に馬鹿なコメントだ。対局中なのだから、羽生名人の手番か、郷田9段の手番か、どっちの手番かは関係ない。この行為自体が、NGなのだ。
この世界に、何年いたのだろうか。

対局中の羽生名人に記者がサイン求める 厳重注意
4月10日21時26分配信 産経新聞
 将棋の羽生善治名人(38)に郷田真隆九段(38)が挑戦する「第67期名人戦」(朝日新聞社など主催)で10日、朝日新聞の委託を受けて観戦記者として立ち会っていたフリー記者(75)が、対局中の羽生名人にサインを求めるトラブルがあった。同社は記者に口頭で厳重注意するとともに、対局終了を待って羽生、郷田両氏や共催の毎日新聞社など関係者に陳謝する。
 同社によると、トラブルがあったのは名人戦第1局2日目の10日午前9時45分ごろ、羽生名人が自らの手番で44手目を考慮中、記録係と並んでいた記者が白い扇子とペンを取り出し、羽生名人にサインをするよう求めた。
 羽生名人は対局を中断する形でサインに応じ、頭をかく仕草をしながら盤面に目を戻した。この間、郷田9段は水を飲むなどして様子を見守った。
 この様子はNHKが中継しており、実況担当者が「今、何か書いているようですけれども…」と当惑しながらその様子を伝えた。
 問題の記者は昭和51年から平成11年まで、朝日新聞社の嘱託記者として取材活動を行い、この日は同社の委託を受けて取材にあたっていた。
 休憩時間に担当者が、問題の記者に「対局中に声をかけるような行動は慎んでほしい」と注意したところ「郷田さんの手番だと思っていた。うかつだった」と釈明したという。朝日新聞社は「両対局者はもちろんのこと、主催する名人戦実行委員会のほか、関係者にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びします」とコメントしている。
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二段昇段か [父と僕の将棋]

まだ確定はしていないが、御報告。
毎週挑戦していた、『週刊将棋』の二段の問題。
自己採点では、計12問正解となり、既定のポイントを取得したと思われる。
申請すれば、二段の免状の取得が可能になる。
4月中に、「二段に昇段を」と考えてたので、上々のペースだったのではないか。
これで満足せず、三段を目指していこうか。
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