体験走行

無事、卒業検定が修了し、卒業証明書作成の間、卒業生は、バイクの体験走行を行うこととなった。
この体験走行とは、卒業検定修了者が、卒業特典として、検定終了日だけに、いつも教習で乗っているバイクとは違う排気量のバイクに、１５分間だけ乗れるというもの。
強制ではなく、希望者のみが、乗ることができる。
小生は、迷わず参加を決めた。こういう体験走行とかは、出来るだけ、参加しないと、勿体無い。折角、バイクに乗せてくれるというのだから。いつも乗っているバイクと違うバイクに乗ることで、バイク個々の乗り味や、特性を少しでも感じることができれば、自分が後にバイクを買う時の参考にもなる。
体験走行に立ち会った江須角教官（仮名）も、「大きなバイクショップでは、バイクの試乗会とか行われているので、バイクを買う前に、そのバイクの乗り味を知る意味で、バイクに試乗するのは、非常に良いことだ」と言っていた。
小生は、教習中は、いつも４００ｃｃのスカイウェイブに乗っていた。だから、この体験走行では、６５０ｃｃのスカイウェイブに乗らせてもらう。
体験走行の前に、ＡＴ大型二輪は、エンジンブレーキが凄く効いてしまうので、注意するように、と言われた。「多少、大袈裟やな」と思いつつ、スタートして、４００ｃｃの感覚で加減速したら、４００ｃｃとはまるで違い、アクセルを戻した途端に、車体に急激なエンジンブレーキがかかり、多少焦った。まあ、速度もあまり出していなかったし、転倒する心配など全くなかったのだが。
乗る前は、あまり大きさを感じなかったのだが、乗ってみると車体も大きい。やっぱり、大型二輪は違う。
次に、教習車とは違う、２５０ｃｃにも乗ってみる。何事も体験、経験である。今度、同僚から譲ってもらうバイクも、２５０ｃｃなので、良い予行練習となった。

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