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井沢元彦氏の意見(3) [政治や歴史の話]

では続きを。

(引用はじめ)
「ヒーロー」の吉田所長を引きずり下ろしたかった
もう分かりだろうが、この情報は出鱈目でも構わない。愚かな国民を改憲という「悪の道」に向かわせない為に正しく導くのが目的だからである。北朝鮮は昔から日本人を拉致していた。これは事実である。しかし朝日人はこれを憲法改悪論者にとって都合の良い情報、と捉えた為に中々事実を認めようとしなかった。これも吉田証言を出鱈目だと認めなかった精神構造と全く同じものである。つまり朝日人にとって憲法改正などということはあり得ず、それは常に憲法改悪であるように、原子力発電所は常に「悪」であり、それを維持しようとしている人も「悪人」に他ならない。
だからこそ、もう一つの吉田問題つまり福島原子力発電所に関する誤報も起こる。朝日人にとっては原子力発電所の関係者はすべて「悪人」であり、そこに「ヒーロー」がいてはならないのである。ところが吉田所長はそれになってしまった。なんとか引きずり下ろさなければならない、それが正義の実現だと考えた朝日の記者達は虎視眈々とその機会を狙っていた。だからこそ聞き取り調査を読み違えた。これは本当に読み違えたのだろうが、なぜ他社の記者のように正確に内容を読み取れなかったかと言えば、「こいつらは悪人である」という予断と偏見があったからだ。
朝日新聞の記者諸君、君達も記者なら冤罪事件が起こる大きな原因の一つに、捜査側の予断と偏見があることを知っていよう。「こいつは前科者だから犯人に違いない」という思い込みで、本来は客観的な証拠の解釈を誤る。まさにこの吉田所長問題と同じではないか。それとも他に同じ理由があるというならツイッターでも何でも良い、ぜひ教えて頂きたいものだ。
ところで長年朝日に対して批判的な評論を続けている私のライフワークに、『逆説の日本史』シリーズがある。最近おかげさまで、この逆説シリーズはトータル500万部を突破した。何故そんなことをわざわざ語るかというと、実は朝日新聞は書評欄でこの逆説シリーズを取り上げたことが、ただの一度もないからだ。500万部を突破しているのに一度も触れないというのはやはり「無視」という苛めだと私は思っている。勿論朝日は偶然だと言うだろう。別に今更取り上げて欲しい訳ではないが、そういう陰湿な苛めの被害者は私だけでは無い筈、こんな事はいい加減やめたらどうか。といっても朝日新聞は報道機関ではないのだから、何を言っても無駄かもしれないが。
(引用おわり)

如何だっただろうか。井沢氏の文章は、小生にとっては読みやすい。
所謂保守系の作家だが、文章の読みやすさは、ピカ一だと思う。

小生の言いたいことは、ほぼ完全に述べられていたので、引用してみた。
この文章が気に入ったら、是非、雑誌の方も買って頂くと有り難い。
タグ:政治
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