SSブログ

共産党の真意 [政治や歴史の話]

共産党の藤野氏の人殺し予算発言について。
現時点で、軍事力を事実上否定している憲法第9条がありながらも、憲法解釈上、自衛隊は合憲である。
とすれば、「自衛隊は違憲だ」と内心では思っている社民党や共産党は、全く憲法を護っていない。憲法第9条という条文だけを護っているのではないか。
きちんと言うならば、社民党や共産党は、現時点の自衛隊が合憲であるという憲法解釈を変更したいというのが本音であろう。
又、自衛力の存在をも本質的には消し去りたいのだが、自衛隊に代替する軍事力は誰に任せるのだろうか。国連だって、自力で国を守る気概のない国に軍事力を派遣する程暇ではない。

世界に目を向けると、全世界の共産党や社会党、労働党と名がつく政権、名がついた過去の政権等々は、スーパー重武装政権であることが多いが、日本の社民党や共産党が政権を担った際に、現日本国憲法が破棄されスーパー重武装国家になる懸念はないのだろうか。社民党や共産党は米軍排除に懸命だが、米軍なき後、何処の国の解放軍とかが日本に進駐しないだろうか。

藤野氏の所属する党は、中国共産党や朝鮮労働党とお仲間(=忠犬かもしれない)だろう。憲法第9条の崇高さを何故、かの政党らに説かないのだろうが。そんなに憲法第9条が素晴らしいなら、まず友党の彼らに憲法第9条の素晴らしさを説いてみるが良い。少しはかの国の軍事力が削減されるかも(苦笑)。

憲法第9条の精神に則れば、違憲の存在である自衛隊を災害地に派遣することを社民党や共産党は断固として反対しなければならない。自衛隊は違憲でいずれはなくす存在だが熊本地震のような大規模災害には使い勝手が良いからとりあえず派遣しとこうか。これは虫がよすぎる。

下に引用した小池書記長の「急迫不正の侵害や大規模災害では、自衛隊の皆さんにも役割を果たしていただく」という言葉。非常に不可解である。
同党が段階的な解消を目指している自衛隊に対して、「緊急時には存分に働いてくれ」とは都合の良すぎる話ではないか。
「共産党は日米安保条約や自衛隊を今すぐなくせとは言っていない」と言うが、政権与党になったら、自衛隊を共産党の都合の良い人民解放軍にでも変貌させる気なのではないか。自衛力の解消をして、日本が危機状態になった時に、共産党は、どう落とし前をつけるのか。
「今すぐなくせ」とは言っていないが、じゃあ、いつなくさせるつもりなのだろう。

世界の例が示す通り、世界中の共産党系の政権が軍事力を握りしめていない例はない。日本共産党も、自分の意志にそぐわない自衛隊はお嫌いだが、自分の意のままに操れる解放軍はきっとお好きに違いない。
共産党が政権の中枢に入れば、自衛隊を解体させて、きっと共産党の息のかかった○○解放軍をきっと日本に誕生させることだろう。
雰囲気で共産党を支持している人々は、こういうことまで想像しているのだろうか。

共産「人殺す予算」発言 「全面的に党の方針と違う」共産・小池書記局長が弁明
産経新聞 6月29日(水)16時41分配信
 共産党の小池晃書記局長は29日、防衛費をめぐるテレビ発言で同党の藤野保史氏を事実上、政策委員長から更迭したことについて、遊説先の福岡市東区で産経新聞社などの取材に応じ、「(発言は)党の綱領にも反し、全面的に党の方針とは違ったから」と述べた。
 「共産党は自衛隊の防衛費を全額削除しろ、とは言っていない。急迫不正の侵害や大規模災害では、自衛隊の皆さんにも役割を果たしていただく」とも語った。
 藤野氏の発言に対しては与党に限らず、参院選で共闘する民進党からも非難の声が上がった。
 小池氏は「問題ならば丁寧に説明するしかない。(与党の批判は)こちらの頑張りではね返すしかない」と述べた。
 また小池氏は同日、福岡選挙区(改選3)の共産候補者の応援演説で安全保障政策に触れ、「共産党は日米安保条約や自衛隊を今すぐなくせとは言っていない。(昨年成立した)安保法制をなくせと言っている」と訴えた。
 共産党中央委員会広報部によると、同党は日米安保を廃止し、自衛隊の段階的な解消を目指している。また、集団的自衛権行使を限定的に容認した閣議決定の撤回を求めている。広報部の担当者は「参院選では民進党とは安全保障政策では距離があるのを横に置いてでも、われわれが『戦争法』と呼ぶ『安保法制』は憲法違反だとして、廃止するため、共闘した」と指摘した。
 藤野氏は、26日のNHK討論番組で防衛費について「人を殺すための予算」と発言した。同日夕に「不適切だった」と撤回したが、批判は収まらず、28日に責任を取って辞任した。同日夜の記者会見では「党の方針と異なる誤った発言だ」として謝罪した。
 小池氏はこの記者会見にも同席した。また、後任の政策委員長を当面兼務する。
タグ:政治
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

移民の問題参議院選挙 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。